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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
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パーティがお開きとなり、圭たちは弟夫婦に挨拶をした後、コンシェルジュに上着のクリーニングを依頼すると、翌日の昼までに仕上げてくれる、との事だった。
「さて……。美花、行こうか」
圭は、彼女の肩を抱くと、予約したダブルルームへ向かう。
エレベーターに乗り込み、ベストと美花が贈ってくれたネクタイ姿の圭に、彼女が上目遣いに眼差しを向けてきた。
「…………圭ちゃん」
「どうかしたか?」
彼女がフイッと顔を逸らし、頬を染めらせている。
「何だ? 言いたい事があるんだろ?」
「さっきの圭ちゃん……」
彼女が反動するように、圭と向き合う。
「すっごく…………カッコ良かったよっ」
薄茶の瞳に微笑まれると、彼は羞恥を堪えて、唇に弧を描かせる。
(俺と美花の間にあった壁は、全て消えた。今夜……)
鉄の箱は上昇し続け、到着を知らせる通知音が小さく響くと、二人はエレベーターを降り、圭は美花の手を繋ぎ、部屋に足を運ぶ。
一歩一歩、踏み締めながら歩く度に、圭の鼓動が加速していくように感じる。
こんな経験は、彼にとって初めてだ。
女にチヤホヤされてきた事が、彼にとってステータスのひとつでもあったが、女の扱いに長けた圭が、一人の女を前にして緊張するのは、もしかしたら初めてかもしれない。
昂る気持ちを抑えつつ、圭は、ルームキーを翳し、解錠させると、ドアを開ける。
「…………」
「どうした?」
美花も緊張しているのか、部屋に入らず、表情を固くさせて佇んでいる。
「美花。おいで」
圭は、遠慮しがちの彼女の腰に腕を回すと、中に入るよう促した。
(今夜こそ俺は……美花を…………愛し抜く……)
彼は細い腰回りに絡ませた腕を、さらに引き寄せながら、部屋に通じる廊下を歩き、ドアノブに手を掛けた。
コメント
2件
圭さん、男を見せたよね〜。 お見合い失敗して、元彼に戻ろうなんて浅はかな考えだねぇ
ちょっと待って美花ちゃんの「すっごく…………カッコ良かったよっ」に完全に持ってかれた〜〜😭💕 壁が全部消えたって圭くんの心境もエモすぎるし、エレベーターでのやり取りから部屋に入るまでの空気感が甘くてドキドキが止まらんよ、! 二人の幸せな時間をずっと見守りたい、、、⋆♡