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高校一年生・仮名:Mさん
好きな人に話しかけたくて、でも言葉が出ません。
“何話せばいいんだろう”って考えてるうちに、時間だけが過ぎて、
結局いつも“じゃあね”って笑って終わっちゃう。
話したいことはたくさんあるのに、いざ目の前にすると、
全部どこかへ飛んでいっちゃって。
“嫌われたくない”って気持ちが、先に立ってしまうんです。
それがすごく情けなくて……自分でも、もどかしいです。
遥
「……分かるな。
話したいのに、言葉が出ない。
目が合った瞬間、全部の言葉が“違う気がする”ってなるんだよ。
でもさ、沈黙って悪いもんじゃないと思う。
無理に話さなくても、ちゃんと気持ちは伝わる時がある。
“話しかけたい”って思えること自体が、もう特別なんだ」
蓮司
「好きな人の前だと、誰でも不器用になるよ。
むしろ“うまく話せない”って、それだけ真剣ってことだと思う。
軽く言葉が出る恋より、黙り込んでしまう恋の方が、
ずっと本物っぽい気がする。
“じゃあね”って言葉に、たぶん気づかれないくらいの想いが
こもってるんだよ」
日下部
「……考えすぎるのは、それだけ“相手を大事にしたい”ってこと。
雑に近づくより、丁寧に距離を測れる人の方がずっと優しい。
焦らなくていいよ。
伝えようとする気持ちは、ちゃんと滲むから。
たとえ言葉が少なくても」
遥
「“うまく話せなかった”って落ち込むけど、
相手からしたら“静かな人”の中に優しさを感じることもある。
沈黙の中に、ちゃんとMさんの想いがあるんだ」
蓮司
「伝わるって、言葉だけじゃない。
表情とか、声の揺れとか。
むしろ、言葉にしきれない部分の方が、恋では響くと思う」
日下部
「……“話せなかった”って夜は、
きっと“本気だった”って証拠。
少しずつでいい。
“じゃあね”の後ろにある気持ちは、ちゃんと残ってる」
🗝 三人からのことば
遥:「沈黙の中にも、気持ちはちゃんと生きてる」
蓮司:「“うまく話せない恋”ほど、本気の証」
日下部:「言葉よりも、伝わろうとする想いが人を動かす」