第15話 猫はマイペース
――冬花と銀二が入れ替わった、次の日のオフィス。
冬花と銀二の身に何があったとしても、冬花の職場はいつもと変わらない一日として過ぎていく――のだが。
(なんだか……おかしい)
すでに始業時間は過ぎ、各々の作業を開始している中――彰人は眉間に皺を寄せて考えていた。
(また、古河の様子が……変わった気がする)
出入り口前でたまたま会った後輩と話している冬花(当然中身は銀二)をこっそり盗み見ている彰人。
冬花の首には、ここ数日はつけていなかったシルバーのネックレスの姿がある。
そして彰人の自席からでは会話は聞こえないが――後輩にあれこれ話す様子は最近と変わらないようにも見える。
後輩もいつも通りやり取りしているように見える、のだが――
(周りは少しもおかしいと思ってないのは……相変わらずか)
言葉にしにくい違和感を冬花から感じ取る中、冬花が彰人*****************************
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