何の用があって市花がここに?
俺が口をパクパクさせていると、代わりに緋咲が尋ねた。
「市花、どうしてここにいるのよ?」
「今日、モデルの撮影……指定された場所がここの二階で……ここから二階に行くのかなって……」
「スタジオの入口は外よ」
「そっか、ありがとう」
市花が逃げるように店から飛び出した。
俺は慌てて追い掛けて、店の前で市花の腕を掴んで止めた。
「市花!」
「律君……」
「絶対勘違いだから。緋咲とは何もない……から」
俺は大嘘吐きだ。
だけど緋咲との関係は全て市花のためなのは本当だ。
「本当?」
「当たり前だ!」
「そっか……あたし、ヤキモチ妬いちゃったの」
「妬く必要ないって。俺は緋咲に興味ないし」
「うん……」
「ていうか今**********
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