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「父親に対してもそうだった。だから私はやるべきことを逃し続けた。」
国王陛下はどこか遠くを見つめながらそう答える。
「おっしゃっている意味がよくわかりません。もう少し具体的に話していただけますか?」
「つまりだな…」
国王陛下は俺の質問に対して苦しげに口を開こうとするがユリアスが扉を開けてやってくる。
「ユリアス王子殿下、お待ちしていました。どうやら湯浴みをされたようですね。髪がほんのり濡れています。」
俺はユリアスを見て微笑みながらそう声をかける
「…そうだね。」
ユリアスはどことなく落ち着きがない様子でそれに答え用意された席に座る。
どうやら彼は湯浴みによる熱で情欲を上書きして、俺に翻弄された後で放置されたことで増大した情欲が目に見えないようにしたらしい。だがいつもよりも気怠げな感じが増していてむしろ逆効果なようにも思える。俺は今すぐにでも彼をこの場で押し倒したい要求を抱くがそれに蓋をする。