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重田💋(omoda)
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蒼乃 月
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瑠璃マリコ
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コメント
1件
読み終えました。第十六章(6)、第189話。圭が帰宅して美花からの品を開ける場面ですね。CD-RWのタイトル『ありがとう……』、返却されたネックレス、そして手紙——この並びがもう、胸に迫るものがあります。特に「幸せすぎて儚く消えてしまうのでは」という一文に、美花の繊細な不安と覚悟が滲んでいて、切なくなりました。漆黒の部屋に沈む圭の心情描写も、静かで深く響きます。続きが気になります。
心身ともに疲れ果てた身体を引きずり、圭は帰宅した。
彼の好みで、マンションの内装は全て黒にしてもらったが、今の圭にとって、この漆黒は奈落に吸い込まれたように、気持ちが沈む。
美花から託されたラッピング袋を、リビングのローテーブルに置くと、圭はスーツを脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。
袋の中身が気になって仕方のない彼は、手早く入浴を済ませると、部屋着に着替えて袋を手に取る。
リボンを解く指先は柄にもなく震え、圭は中の物を引っ張り出した。
「こっ…………これ……」
冷静を装い、中身を確認すると、彼の胸の奥が痛くなるほどに萎縮した。
美花の名前と、曲名と思われる『ありがとう……』の文字が、白い盤面に走り書きされているCD-RW。
『葉山圭 様』と筆記されている手紙。
さらに、彼が美花に贈ったネックレスが、ジュエルボックスにしまわれた状態で同封されていた。
(美花…………何が……言いたいんだよ……!)
圭は、CD-RWを取り出すと、オーディオプレイヤーにセットし、再生ボタンを押す。
封筒から綺麗に畳まれた便箋を取り出し、ゆっくりと開いた。
♪ありがとう……2026 Compose@2005 Remake@2026♪
***
『おにーさん』こと、葉山圭 様
まずは、このような形で気持ちを伝える事になってしまい、本当にごめんなさい。
圭ちゃんと出会ってから、一年以上が過ぎました。
あなたから告白され、恋人同士になれた事、本当に嬉しかったです。
圭ちゃんに出会うまでの私は、恋も人生も、諦めていたから。
大好きなDTMで、たくさん音楽を作って、趣味に生きるって…………本気で思っていたから。
あなたが隣にいる毎日は、とても幸せで、キラキラと輝いてて。
けれど、幸せ過ぎて、いつかこの幸せが、儚く消えてしまうのではないかって思ってた。