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うごかれる度にあつくて、少しだけくるしくて、でもめめがやさしくて、『だいすき』が溢れて、何より──きもちいい。
自分が今どれだけあられもない声を発してるかなんて露知らず、ただただ与えられ、煽られるお互いの情欲に没頭していた。
不意に手淫も律動もぴたりと止められ、膝裏から持ち上げられる両脚。その体勢に恥ずかしさを覚えた俺は、息を整えながら彼の首元に回していた右手を後頭部に添え、自らの顔へと引き寄せる。直ぐにその意図を汲み取っためめは俺の薄く開いた唇を軽くひと舐めしてから、その熱い舌を口内へ差し込んできた。
「ぁふ、ッンんぅ…」
あかん、身体が溶けそう。自分が求めていた以上に濃厚な口付けに思わずきゅう、とナカが締まったのがわかった。
「っう、」
急に唇が離れ、微かにめめが呻く。そこで漸く俺は、同じように彼も気持ち良くなってくれてるのだと素直に嬉しくなった。
「…ダメだって康二、止まんなくなる。」
そうして至近距離で浮かべた笑顔には、余裕が剥がれてきているように見えた。あぁ、やっぱ男の俺から見てもめめはかっこええなぁなんてぼーっと見蕩れていると、ゆっくりとその顔が俺の左側に流れるように近付いてきた───その途端。
ガツンッ、と唐突に今までより深い箇所への刺激が襲い、突然のことに驚いた気管がひゅ、と息が漏らすまでに引き締まる。
「っは、あ゛ッ…!?」
先ほどの一撃を皮切りに、同じところを強く責め立てられれば、肌が激しくぶつかり合う音といやらしさを増した粘度のある水音が寝室に響く。これ以上は絶対あかん気がする、と頭の中で警鐘が鳴り止まぬ中、今まさに俺に混乱を与えているはずの彼へしがみつくように抱き着いた。
「あ゛ァあっ…!っひあ、ァ、めめ、!!だめぇッ、そこ!なんっ、か、あかん!」
「っはぁ、…やっばい、凄い締め付け、」
「ぃややっ、や、っあ゛、あたまぁ、おかしなる…ッ!」
「俺言ったよね康二、?止まんなくなるって…それにっ、最初に自分で言ってたじゃん、全部受け止めてッ…くれるんでしょ?」
《大丈夫、今日は初めてだし『この先』は行かないから。》たまに詰まらせながら続けたその言葉の意味を知ることもなく、容赦なく責め立てられながら頭の中がどろどろに溶かされていく。
「めめ、めめぇッ、!!」
「、イキそう?奥がきゅんきゅんしてるっ、」
そう問うめめの熱い吐息が左耳を擽る。頷きながら彼の首元に顔を埋めれば、汗と微かな甘い香水の香りが鼻腔を満たしていく。それですら快感に上乗せされてしまって、やがて限界がすぐ傍まで近付いてくる。
「ンぁッ、だめ、ぃ、っくぅ…!」
「いいよ、ほら、」
律動もスパートに差し掛かり、再び竿の先を中心に扱かれればそれはもう我慢するも何もなく。
「で、るッ…でちゃ、ぁ、あ゛あ──うぅう゛ッ!!!」
「っく…ぁ、!!」
奥一点に熱さを感じながら、止まらない痙攣と同時に弧を描いて俺の腹を汚す自身の精。静寂に包まれた中で、ほぼ同時に強く抱き締め合う。暫く続いたお互いの荒く短い呼吸は、時間が経つにつれて落ち着きを取り戻してゆく。
「…康二、大丈夫?」
やってしまったと言わんばかりに心配そうに顔を覗き込んでくるめめ。代わりに綺麗で長い人差し指が、俺の目元にかかる乱れた前髪を避けた後、労わるように優しく頬を撫でる。
「ごめん、ちょっと調子乗った。」
「大丈夫やって。…今、その…めめとひとつになれたことが、めっちゃ幸せやねん。」
酔いにも熱にも任せることなく──確かにそこはかとなく気恥ずかしい気持ちはあったけど──何とか想いのままそう素直に伝えると、どこか照れくさそうに彼は微笑った。