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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
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「圭ちゃん……どう…………かな……?」
フィッティングルームから出てきた美花の姿に、圭は息を呑んだ。
ラフな服装ばかりの彼女が、パーティドレスに身を包み、顔を赤らめながら、彼に似合うかどうか確認する姿に、初々しさを感じてしまう。
「美花。すごく…………似合ってるよ……」
「本当? 嬉しいっ!」
圭の言葉に、笑顔を見せてくれる美花が、堪らなく可愛い。
「美花が気に入ったのなら、このパーティドレスとボレロにしよう」
「でっ……でも……」
「ん? どうした?」
俯きながら顔を逸らしている美花の元へ、圭は近付いていくと、彼女は恥ずかしそうに瞳を泳がせている。
「私……持ち合わせ…………あまり……ないんだけど……」
「パーティに誘ったのは俺だし、俺が美花に買いたいって思ったんだ。だから…………気にするな」
美花を安心させようと、圭は柔和な笑みを向け、明るい艶髪を撫でる。
「い……いいの?」
「もちろん」
「あっ……ありがとう、圭ちゃん……」
試着後、シルバーのパンプスと、同系色のパーティバッグも一緒に購入した圭は、美花にショップ袋を手渡すと、彼女が、はにかみながらペコリと頭を下げる。
「美花と一緒にパーティに行くのが……楽しみだな」
「…………うんっ」
圭は、愛おしい女を見下ろすと、彼女に薄茶の目元を細められた。
美花の照れ笑いを眺めながら、彼は思う。
彼女の笑顔だけは…………どうしても守り抜きたい、と。
離ればなれだった約三ヶ月間、彼は彼女を苦しませ、泣かせてしまった。
忙殺するような仕事の日々が過ぎていく中、自分の不甲斐なさを、何度呪っただろう。
「圭ちゃん? どうしたの? 何だか顔が怖いよ?」
考えを巡らせているうちに、圭の表情が険しくなっていたのか、美花に声を掛けられる。
「いや……何でもないよ」
彼は慌てて、面差しを穏やかにさせた。
(この小さな手を…………俺は……絶対に離さない)
店を後にした圭は、美花の手をしっかりと繋ぎ、指を絡めさせた。
コメント
1件
うわあ……もう、この2人の甘さが尊すぎてやばいです🖤🤍 フィッティングルームから出てきた美花ちゃんを見て息を呑む圭くんの心情とか、すごく丁寧に描かれててキュンときました。 「この小さな手を絶対に離さない」って切実な決意、重いけどちゃんと温かくて……約三ヶ月の空白があったからこそ、その一言がぐっときます。 二人の距離がまた縮まって、本当に安心しました🌙