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「はぁっ」
豪は、享楽から逃れるように、短く息を吐き切り、彼女の膣内の暖かさを感じ取った。
「奈美の中に挿れて身体を抱きしめているだけでも……イキそうになるくらい……すげぇ気持ちいい」
陰茎へダイレクトに伝わる、強烈な圧迫感と快感。
挿入しただけでイッてしまいそうなセックスは、彼にとって初めてだった。
彼女が豪の下で、もどかしそうに身じろぎし始め、彼は、ゆっくり自身をギリギリまで引き抜き、奈美の奥まで緩やかに腰を押し込んだ。
「はうぅっ……」
何度か同じように律動させていくと、苦痛を浮かべていた彼女が、次第に愉悦に浸る表情へと変化する。
「んんっ……っ……ああぁっ…………あんっ……」
豪の屹立を引き抜こうとする時、奈美が感じる部分に触れるのだろう。
彼女が甘美な声を上げていた。
「奈美…………気持ち……いい?」
掠れた声で聞くと、彼女が蕩けた表情を浮かべている。
「気持……ち……っ……いっ……ぃ…………感じちゃ……ううぅっ」
もっともっと、彼女の表情を快楽で歪めさせたくなり、彼の腰の律動は、速さと強さを増していく。
男根が膨張していくと、肉の波をかい潜るように、腰の角度を変えながら、彼女の身体を突き上げた。
「ああぁっ……っ……やぁっ…………んんんっ……」
豪に、肉塊を突かれて華奢な身体が揺さぶられ、抽送に合わせるように形の綺麗な双丘が上下に揺れ動く。
容赦なく襲い続ける快楽に耐えるように、奈美が彼の腕を掴んだ。
彼女の指先が白くなるほど食い込ませながらも、微かに唇を開き、眉根を寄せて淫奔の沼に溺れている奈美の表情は、色香を漂わせている。
「ああぁっ…………あんっ……はうっ…………はあぁっ……んあぁっ……」
グチュグチュと繋がった部分から奏でられる水音と、肉同士が弾け合う鋭い破裂音に気持ちが昂り、豪は、更に腰の律動を速め、嬌声を上げ続ける奈美を貫いた。
「っ……はぁっ…………うっ……はぁっ……」
彼の短い吐息が弾む中、彼女の喘ぐ声が重なる。
それはまるで、吐息だけで交わされる、秘密の会話。
(もっと奈美を感じたい…………感じさせたい……)
豪は奈美の背中に腕を回すと、繋がったまま抱き起こした。