📖 第4話「害獣たちが消える!?」
🏫 1. 害獣が見えなくなる!?
朝、教室に入った目蒲 安(めがま やすし)は異変に気づいた。
「……おい、ジグマ?」
呼びかけても返事がない。
机の上を見渡しても、いつもそこにいるはずの害獣の姿がない。
「おいおいおい、どこ行ったんだ……?」
目蒲が焦っていると、クラスメイトの影 道(かげ みち)がやってきた。
「……なんか変じゃね?」
「お前のシャドウは?」
「……いねぇ。」
影道の足元にも、いつもならべったりとくっついているシャドウの姿がなかった。
「うわぁ!? ちょっと待って!!」
次々とクラスメイトが騒ぎ始める。
「ポン太がいない!!」
「ナビスがどこにもいない!!」
「エコーの声が聞こえない……!!」
「ちょ、待て! みんな害獣が消えてるのか!?」
クラス全員、害獣の姿が完全に消えていた。
🔍 2. まだ見える害獣がいた!
「えっ、俺のダッシュはまだいるぞ?」
芦野勇が困惑しながら自分の害獣を指差した。
「俺も、ファイアがいる。」
水地 燃(すいち えん)も同じく害獣が健在だった。
「……どういうことだ?」
目蒲は腕を組んで考え込む。
「害獣が消えたやつと、まだ見えるやつがいる……?」
「基準が分からねぇ……」
「それとも、これから全員消えるのか……?」
⏳ 3. 目の前で害獣が消える
その瞬間だった。
「うっ……!?」
「ダッシュが……薄くなっていく……!?」
芦野の目の前で、ダッシュの姿が徐々に透けていく。
「お、おい、どうした!? しっかりしろ!!」
ダッシュが何か言おうとするが、声もかすれていく。
「ダッシュ!!!???」
「……ちょっと待て、ポン太も消えかけてるぞ!!」
「ナビスがっ……!」
次々と害獣たちが、まるで存在そのものを消されるように薄くなっていく。
「ダメだ……止められない!!」
「こんなの……嫌だ……!!」
次々と害獣たちが、目の前で完全に消えていった。
🌌 4. ジョーカーの登場
「……やっぱりか。」
異変の中心にいるように、密鍵 樹沿(みつかぎ なぞ)が静かに立っていた。
「お前……知ってるんだろ、ジョーカー!」
目蒲が詰め寄る。
「どうして害獣が消えていくんだ……!」
「ふむ……。」
ジョーカーは意味深に微笑む。
「お前らは忘れている。」
「何を……?」
「害獣は、いずれ消えるものだったんじゃないのか?」
「……!!」
目蒲の頭に、雲卵の伝説がよぎる。
“高校に上がる前、害獣は雲卵を残して姿を消す”
「まさか……これが、そのタイミングってことか?」
「答えは、お前たち自身が知ってるんじゃないのか?」
ジョーカーはその言葉を残し、再び影の中に消えていった。
次回予告「害獣との別れ」
「お前たちは、”害獣と過ごした記憶”がどうなるか知ってるか?」
「……記憶が、消える?」
害獣との別れが迫る――そして、忘れ去られる運命とは!?
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