第二十三話「冷めゆく皿の上で」
🔪死の舞踏、終幕の温度
深夜、温度が一気に落ちた部屋の中。
死体の動きが止まった。
レオノーラは白いドレスの裾を広げ、
動かなくなった“彼”の肩に手を置いた。
「もう……満足、したのね。」
その声は、穏やかで優しく――
それでいて、“死んだ味”だった。
🔪レオノーラの見た目
彼女の髪はほどけていて、
額にかかる髪は、涙と汗で少しだけ濡れていた。
ドレスの背中には、複数の小さな白骨の装飾。
まるで“彼女の心の残滓”が骨となって背中に染み込んでいるかのようだった。
🔪スケアリーの実況「冷めた料理のラストバイト」
「ふは……ふふ……ッふふふふふふふッ……!!!」
スケアリーはしゃがみこみ、死体の皿の下で火が消えた瞬間を見ていた。
「これが、火を止めたあとの“愛の残り香”……!!」
「料理ってのはね……熱いうちは“愛”なんだよ……」
「でも、冷めていくと、“現実”が浮き上がる……!」
「今、彼女が見てるのは……**“死体”じゃなくて、“皿に残った自分の嘘”なんだよォ!!!!」」
🔪ユリウスの介入
「レオノーラ。
君は――本当は、ずっと“生きた人間”と関われなかったんだな?」
レオノーラは静かに頷く。
「生きている人は、いずれ裏切る。
でも……死者は、何も言わないから。」
「だから私は、**“裏切らない存在を愛するしかなかった”**の。」
🔪スケアリーの食レポ「感情のカスのスープ仕立て」
「うひゃっ、ひゃっ、ヒャハァアアア!!」
スケアリーが床を舐めながら転げ回る。
「ここ、感情のカスが、スープになって溜まってる!!!」
「食えないのに美味い!!!! 噛めないのに泣ける!!!」
「まるで、**“失恋を煮詰めた味噌汁”みたいな後味!!!!」
「うわあああ……胃に残る、未練と塩分とぬるさ……最高ォォ!!!!」
🔪レオノーラのラスト
彼女は、死体の手を取り、指を交差させて目を閉じた。
「もう、いいの。
この人がいなくても――
私は、愛を知ってしまったから。」
ユリウスが言う。
「……それは、君の罪だ。
でもきっと、誰よりも“正しい料理”だったよ。」
🔪ラスト:スケアリーの宣言
「これが……これが“スケアリーイズム”だよ!!!!」
「死体すら、料理に変えてしまう“美食の哲学”!!!」
「恐怖とは、愛が冷めた味――
いや、“愛を冷蔵庫に入れたまま忘れた味”!!!!」
「ごちそうさまでしたァァアアアアア!!!!」
次回 → 第二十四話「光の先を切り裂く」