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高校一年生・仮名:Rさん
最近、“生きてる”って感覚がありません。
朝起きて、学校行って、帰ってきて寝る……
ただ繰り返してるだけで、心がどこにもない感じがします。
みんなが笑ってる理由も、未来に期待してる理由も、
全然わからないんです。
遥
「……その“わからない”が一番しんどいんだよな。
泣くほど苦しいわけでもないのに、
楽しいわけでもない。
呼吸してても、空気が薄い感じ。
オレも毎日、画面の中でだけ生きてる気がした時期あった。
“生きる”って言葉が大げさすぎて、
自分には大きすぎるんだよ」
蓮司
「“充実してます!”って顔してる人ほど
実際はそんな大層なことしてないよ。
生きてる実感なんて、
映画みたいな瞬間じゃなくて、
今日ひとつ笑えたとか、
帰り道の風が少し気持ちよかったとか、
そういう小さいやつだ。
それがたまたま今、見えなくなってるだけ」
日下部
「……Rさんは、“生きてる実感がない”って
ちゃんと言葉にできてる。
その時点で、心は無くなってない。
本当に空っぽなら、
そんなこと考える余力すら残らない。
“実感がない”って苦しめるのは、
まだ何かを欲しがってる証拠だよ」
遥
「でさ、実感って後から気づくもんだったりする。
“あのときの自分、生きてたんだな”って。
今はただ、次のページが白いだけだよ」
蓮司
「周りと比べなくていい。
“今日を終えた”ってだけで、
ちゃんと生きてる」
日下部
「……息がまだ続いてるなら、
実感はいつでも追いついてくる」
🗝 三人からのことば
遥
「“生きてる実感”は、派手じゃなくていい。
白い日々だって、ちゃんと全部人生だ」
蓮司
「意味がなくてもいい。
生きてることに後で意味がつく」
日下部
「心が静かでも、無音じゃない。
その沈黙の中に、ちゃんと脈がある」