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スマホが手元にないせいだろう。私はソワソワしている。予定時刻より三〇分早く『先生、大好き』のスタジオに到着した。
爽太君はまだ来ていなくて、スタッフさんもまばらだった。
舞台裏のパイプ椅子に座って、爽太君が来るのを待とう。私が大道具と小道具の間を縫って進んでいると、「危ない!」と、誰かが叫んだ。
私に影が降り注ぎ、反応して顔を上げると、セットがこちらに向かって倒れてくるところだった。私は咄嗟に右腕で顔を庇った。鈍い衝撃が走り、尻餅をついた。
「SELENさん!」
スタッフさんたちが慌てて駆け寄ってきた。私のこめかみを温かいものが伝った。血が流れている。痛みは大したことないが、突然の血の恐怖に硬直して方針状態になっている私のことを、タオルを持ったスタッフさんや救急箱を持ってきたスタッフさんたちが取り囲み、大騒ぎになった。
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