寝室に入ると壁際の中央にキングサイズのベッドが置かれていた。
室内はグレーと白の二色で整えられホテルのようにシンプルだ。天井から足元まで続くガラス窓から見える夜景はあまりにも美しくてまるで映像を見ているようだ。
健吾は部屋に入ると足元だけの間接照明をつける。そして大きなベッドに理紗子を横たえる。
そしてすぐに健吾もベッドの上に上がって来た。
健吾は理紗子の隣に身体を横たえるとしばらく濃厚なキスを続ける。それから唇を理紗子の耳、首筋、そして胸元へ移動させた。
唇での愛撫が終わると今度は舌先を駆使して理紗子を攻め立てる。その途端理紗子から熱い吐息が漏れ始める。
健吾があまりにも執拗に理紗子の肌を舐め回すのでたまらなくなった理紗子が訴える。
「あまり舐めないで……汗が恥ずかしいわ……」
「それは無理だな。あのボディークリームが甘くてやめられないよ……」
それを聞いた理紗子は「え?」という顔をする。
理紗子が不思議そうな顔をしたので健吾は説明を始めた。
「あのボディクリームは舐めてもいいように作られているんだ。つまりクリームを女性の全身に塗りたくれば男はそれを舐める事が出来る。なんて素晴らしい発想だとは思わないか?」
健吾は微笑むと再び理紗子のわきの下に唇を這わす。
「え? そんなの知らなかった…あぁんっ…….ずるいっ…….だからあれを買ってくれたのね…….あっ…んっっ」
「そうだよ、俺は理紗子の身体を隅々まで舐め回したいんだ」
健吾はかすれた声で言うと理沙子の肌に唇を這わせながら両手で理紗子の乳房を掴んだ。そして理紗子に聞く。
「もちろんここにも塗ったんだろうな?」
「ふぅ……んっっ……塗ったわ」
理紗子が答えると健吾は膨らみの先端のツンと硬く尖った部分を口に含んだ。そして舌先でコロコロと硬い部分を弄ぶ。
もう片方の乳房を健吾の手が揉みしだく。健吾の指はその先端をギュッと摘まんだり弾いたりして様々な刺激を加えていく。
その度に理紗子からの大きな喘ぎ声が上がった。
「あっ…….あぁんっ…….」
理紗子が悶えても健吾は手を緩める事はない。理紗子の艶めかしい声を聴く度に健吾自身もより硬く漲ってくる。
「理紗子はこんなに感じやすいのに身体の相性が合わないなんて一体誰が言ったんだ? 理紗子の身体は素敵過ぎて俺は溺れそうだよ」
健吾は微笑みながら言うと再び理紗子の身体を貪る。その時理紗子の瞳には涙が潤んでいた。
『理紗子の身体は素敵過ぎて俺は溺れそうだよ』
健吾の言葉に理紗子は感激していた。その一言が失っていた自信を理紗子に引き戻してくれる。
胸を愛撫していた健吾は今度は下を攻め始めた。
理紗子のストッキングを剥ぎ取った後理紗子の脇腹に舌を這わせる。するとあまりのくすぐったさに理紗子が身をよじった。
理紗子が抵抗しようとしても健吾の執拗な攻めは続く。
健吾はいよいよ理紗子のパンティの上から敏感な部分に舌先を押し付ける。そして下着のラインを辿った後今度は繊細な割れ目へと舌を動かしていった。
時折健吾の舌先は薄いランジェリーの間へするりと入り込む。その度に理紗子が切ない声を上げる。
健吾の舌が理紗子の敏感な部分に直に触れた際には理紗子は大きくビクンと跳ねた。かなり感じているようだ。
それを合図に健吾の手は理紗子のパンティをずらすと露わになったその部分を舌でチロチロと攻め始めた。
「あっ、あぁっ、いやっ……..」
「嫌じゃないだろう?」
「はぁっ、ぁぁっ…….んっ」
声にならない声を出し理紗子は激しく身をよじった。その動きがたまらなく色っぽくて健吾はさらに駆り立てられる。
このままだと理紗子はすぐにもイッてしまいそうだったので健吾は一旦理紗子から唇を離すと、今度は理紗子の美しい太腿からつま先までキスを浴びせ始めた。
足を舐められるのは初めてだった理紗子はかなりドキドキしていた。
太腿の内側から膝の裏の柔らかい部分、そしてふくらはぎから足先へと健吾の唇が移動していき最後に理紗子の足の指を一本一本舐めている。理紗子は思わず鳥肌を立てる。
「あぁっ……はぁんっ」
健吾は一通り足の指を舐め終えると今度はまた太腿へと唇を移動させていく。そして健吾は理紗子のパンティを一気に引き下ろすと片方の足を抜いた。そして理紗子の膝を立てて両足をグイッと開くとその間に顔を埋めた。
すぐにピチャピチャクチュクチュという音が寝室内に響き渡る。理紗子は恥ずかしさのあまり両手で顔を塞いでいる。
しかしその手の間からは喘ぎ声が漏れている。
「理紗子のこことっても美味しいよ」
「いゃ……んっっ」
理紗子は絶え間なく襲う快感に次第にうっとりとした表情になる。
理紗子の中から溢れ出てきた愛液を舌で絡めとりながら健吾は下の動きを徐々に速めていった。
もうその時点で理紗子は絶頂の一歩手前にいた。
理紗子が両手を顔から外しすぐ傍にある窓の方を見る。するとそこにはあられもない姿の自分が映っていた。
膝を立てて足を大きく開く自分、そしてそこへ顔を埋める健吾。曇り一つないガラス窓には二人の艶めかしい肢体がくっきりと映っていた。
窓にはカーテンをしていないので外からは二人のもつれ合う様子がはっきりと見えてしまう。そう考えるだけで理紗子の内部からはジュワッと蜜が溢れた。それを健吾が丁寧に掬い取る。
(駄目……もうどうにかなりそう……)
その時健吾が舌先のスピードを速めたので理紗子はどんどん上り詰めていく。
霧が立ち込めた森の中を進んでいた理紗子は突然開けた場所に出た。そして激しい光を見た。
「あぁーーーーっっ!」
とうとう理紗子は絶頂を迎えた。初めて感じる快感に意識を失いそうになる。
心臓がドキドキと音を立て理紗子のその部分はピクピクッと小さな痙攣を起こしていた。
(これがイクって……事?)
荒い呼吸をしながら朦朧とした意識の中で理紗子はそう思っていた。
一方理紗子がイッた事を確認した健吾は満足そうだった。
理紗子の感度は想像以上だ。そして今健吾の舌だけでイク事が出来た。
だから次のステージでも期待が出来そうだ。
そう、これはまだ第一ラウンドなのだ。
(理紗子の最悪の記憶を消して俺が最高の記憶を植え付けてやる)
健吾は心の中でそう呟くと早速第二ラウンドを開始した。
コメント
6件
理紗子ちゃんのトラウマを癒すべく、尽くす健吾さん、さすがですね~🤭そして愛ある言葉も嬉しいですよね!
過去の辛い経験から、セッ◯◯に対し 良いイメージを抱いていない理紗子ちゃん.😢 そんな彼女に 映画のワンシーンみたいに夢のような愛の行為を体感させてあげたい...✨ 彼女の身体の隅々までへの 丁寧な愛撫や 優しくキスをするシーンから、 健吾さんの彼女への強くて深い愛をひしひしと感じ ドキドキが止まらない💏♥️♥️♥️
一気にいくのではなく、一つ一つ丁寧にいっぱいの愛を込めて、重なり合う素晴らしさを言葉と身体で伝えようとする健吾に🥹 その想いを受け入れ素直に感じている理紗子ちゃんにも🥹 もう少し見守りたい✧*。∗︎*゚୨୧ *。