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「…そんな。でも納得はしたわ。」
俺はジョーとしてアルヴィアン邸の庭園の椅子に腰かけ、目の前の卓には紅茶と焼き菓子が並んでいる。彼女は紅茶を飲みながらそう告げる。
「この屋敷は完全に分断されているんだ。片方はジョーアルヴィアンの屋敷。そしてもう1つは『白いカラス』の拠点。アルヴィアンの使用人は暗殺ギルドの職員でもある。アルヴィアンは歴史的に暗殺ギルドを保有していて、俺は46番目の暗殺ギルドの指導者でもある。ちなみに俺の父上も暗殺ギルドの指導者だったそうだ。驚いただろ?」
「ええ、でも昔からそうだったわね。貴方はどことなく冷めていて、俯瞰的に物事を見ていたし、時折邪悪で冷酷な判断を下していた。それがアランが貴方を嫌った理由でしょう。」
「その通り、彼は直感的に俺を警戒した。君が俺に染まるのが嫌だったんだろう。でも俺は彼を騎士団長に任命しようかと。硬直した現状には変革が必要だ。客観的に見れば彼は素晴らしい。この国で最も有能な騎士で部下を率いる能力も十分。そして伯爵家から指名される初めての騎士団長だ。彼の実力から考えるとそうあるべきだろう。」
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