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「おーにーいたーーーん!!」
その声が響いた瞬間、学園の防空シェルターが内側から吹き飛んだ。 爆煙の中から現れたのは、ツインテールをプロペラのように回転させ、ランドセル型の重火器を背負った美少女、贄田(にえだ)ショコラ。
「なっ……貴様、何者だ! 羊くんに抱きつくとは、死刑(退学)になりたいのか!?」 断罪院 憐が警棒を構えて吠える。
「ふん、古臭い風紀委員長ね! ショコラは羊お兄ちゃんの『血の繋がらない、けど戸籍上は完璧に守られた、運命の義妹』よ! 理事長が『羊くんを一番近くで監視する権限』をショコラにくれたんだから!」
ショコラが懐から取り出したのは、黄金に輝く**『義妹認定証(無期限・添い寝許可付き)』**だった。
「お兄ちゃん、今日からショコラがお兄ちゃんの部屋を完全リフォームしておいたよ。ほら、ベッドの真ん中にパーテーション(仕切り)がないやつに変えといたから!」 「ショコラ、お前いつの間に……!?」
「待ちなさい! 添い寝なんて、校則第……ええい、校則なんてどうでもいいわ! 私だってまだ、羊くんと同じ空気を吸うのが精一杯なのにッ!」
憐の嫉妬心が爆発。しかし、ライバルたちは止まらない。
アイ・ゼツ Mk-II: 「『義妹』という概念……非論理的ですが、マスターへの接触優先順位が高いと判断。私も一時的に『義姉』モードへと移行します」
金成リッチ: 「おーっほっほ! 妹さん、いい度胸ですわね。私がお兄様を買い取るための『結納金(国家予算分)』、貴女のランドセルに詰め込んであげて?」
忍者・シノブ: 「……拙者は、妹殿の影に潜む。妹の影は、実質、兄の影……」
四方八方から押し寄せる「愛」という名の物理攻撃。 憐の警棒(物理)、ショコラの重火器(火力)、アイ・ゼツのレーザー(科学)、リッチの札束(経済)、シノブのクナイ(暗殺)。
「……もう嫌だ。僕は、普通に、静かに、数学の予習がしたいだけなんだぁぁぁ!!」
羊は窓を突き破り、学園の裏山へと脱走を図る。 しかし、その逃走ルートすら、ヒロインたちの愛のレーダーからは逃げられない。
「逃がさないわよ、羊くん! 貴様を捕まえて、そのまま『永久収容所(マイホーム)』へ連行するんだから!」 憐が木々をなぎ倒しながら突進してくる。
「お兄ちゃん、待って! ショコラが用意した『特製お粥(精力増強剤入り)』を食べてからにして!」 「マスター、逃亡は無駄です。現在、学園の半径\(5\\text{km}\)を『私の領域(愛の結界)』で包囲しました」
逃げる羊、追う美女軍団。 その背後では、ショコラが放った「お兄ちゃん大好きミサイル」が山肌をハート型に削り取り、リッチがチャーターした軍隊が空を埋め尽くす。
「……これ、もう恋愛コメディの規模じゃないだろ!!」 羊の絶叫がこだまする。
その時、山の頂上からさらなる影が……。 「……ふふふ。まだ私を忘れてもらっては困るな……『羊くんの初恋の人(自称)』、参上!」
またしても増えるヒロイン。 果たして、贄田羊が「一人の女性」を選べる日は来るのか? それとも、学園が更地になるのが先か!?