テラーノベル
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その後二人は陸の車が停めてある駐車場へ向かった。
華子はまだ陸の手をしっかりと握っていた。いつもとは違う華子の様子に陸が聞く。
「大丈夫か?」
「うん」
「間一髪だったな」
「陸、凄くカッコ良かった。本当にボールペン一本で人をやっつけちゃいそう」
「ハハハ、あれは軍隊格闘技だから普段は使わないよ、危険過ぎる」
陸はそう言って笑った。
さっきの陸はまさにスーパーマンだった。幼い頃漫画やアニメで見たヒロインを助けに来てくれるヒーローだ。
陸が重森の動きを封じたスピードはとても素早くまるで陸の自衛官時代を垣間見たような気がした。
(陸は本当に強かったんだ)
あの時の陸の姿を思い出し何度も胸がキュンとする。
(私はこの人の事を決して離さない、もう離せない)
そう思いながら華子はギュッと陸の手を握りしめた。そんな華子の手を陸もギュッと握り返す。
二人の思いは同じだった。
本当は今すぐにでも抱き合いたい。そして今すぐにでもキスをしたい。
互いの身体の温度を直に感じながら愛を確かめ合いたい……そう思っていた。
車に乗り込むと陸は無言で車を走らせる。
二人の間に言葉はなかったが互いの思いに気付いていた。
マンションへ戻ると、二人は玄関へ入った途端激しく抱き合いキスをする。
持っていたバッグや部屋の鍵は床へ放り投げて身体を密着させこれ以上ないというくらいに熱い口づけを交わす。
その場で互いに密着し、熱い口づけを交わす。
玄関ホールには荒い呼吸と チュッ チュッ というリップ音だけが響いている。
なんとも艶めかしい音だ。
陸は華子を壁に押し付けるとキスを続けながら華子のセーターの裾から手を忍ばせ肌に直接触れた。
そしてブラジャーのホックを外すと興奮で波打っている柔らかな華子の乳房を直に捉えた。
陸の指が硬くなった乳首に触れると華子の身体がビクンと跳ねた。
「あっ……」
思わず声が漏れる。
陸の左手は華子を支え右手は乳房を揉みしだき唇は華子の耳を食む。
陸の器用な舌先は華子の耳の隅々まで刺激を加えていった。
「はぁっっ……」
華子が大きなため息を漏らした瞬間陸は一旦身体を離す。
そして華子のセーターをあっという間に脱がせると華子のジーンズを下ろし始めた。
(えっ?ここで……?)
華子は一瞬うろたえた。陸を見ていると寝室へ行くのももどかしいようだ。
ドラマや映画では観た事があるがまさか本当にこんな場所で? 華子は戸惑う。
その間に陸は華子のジーンズを両脚から引き抜きパンティを一気に下ろした。
玄関であられもない姿になった華子はつい逃げ腰になる。しかし陸の力強い腕は華子の腰をしっかり捉えて離さない。
陸は壁に押し付けた華子の身体に熱い胸板を押し付けると華子が逃げられないようにしてからベルトを外しチャックを開ける。
そしていきなり華子の片足を持ち上げると熱く漲ったものをグッと華子に突き刺した。
「あぁああんっ……」
華子は今までに感じた事がない大きな快感を得ていた。無意識に大きな声が出てしまう。
その声はきっと玄関の外を通る人に聞こえてしまうのでは? というくらいに大きな声だった。
「りくっ……あぁっ、す…ごい…..あぁんっ….」
「うっ….ふぅっ….」
陸もかなり気持ち良さそうだ。腰を振りながら低い声で呻いている。
「あんっ あんっ あんっ…….」
陸のリズミカルな腰の動きに合わせて華子もリズミカルに喘ぐ。二人が繋がった場所からは卑猥な音が漏れてきた。
(あぁんっ、いっちゃ……う……)
そう思った瞬間陸の身体が離れた。そして次の瞬間華子の身体がふわりと浮いた。
華子は陸に抱き上げられていた。
「ベッド行くよ」
陸は華子の耳元でセクシーに囁くと寝室のドアを開けてベッドへ向かった。
そして華子をベッドの上に優しく横たえるとすぐに避妊具を取り出し素早くつける。
そしてまだ熱を帯びた華子の中へ焦らすようにゆっくりと入っていった。
(あぁんっ、凄い……なんて気持ちいいの……)
華子はすっかり身体中がとろけていた。恍惚とした表情でうっすら目を開けると上に陸がいる。
陸の熱い眼差しと逞しい身体を見て更に華子の興奮が高まる。
二人が絶頂に達するまではあっという間だった。
#ロマンス
いつもは時間をかけて粘る陸もこの時ばかりは我慢する余裕がなく二人は同時に絶頂を迎えた。
華子の上に重なったままの陸は荒い呼吸を整えようとしている。華子はあまりの快感にぐったりとしていた。
二人の呼吸が少し落ち着いた頃陸が言った。
「ごめん、急ぎ過ぎた」
「ううん…陸凄かった……」
「華子も最高だったよ。それにしてもあいつが君を連れて行こうとしたのを見た時はゾッとしたよ」
「うん、陸が来てくれて良かった」
「ああ、間に合って良かったよ。もうアイツとは関わるな、何かあればすぐに俺を呼べ! 今後絶対二人っきりにはなるなよ」
「うん」
陸が本当に心配しているのがひしひしと伝わって来る。
(私は愛されているんだ)
華子の胸になんとも言えない充足感が広がる。
その時陸がまた言った。
「もう一生俺の傍から離れるな」
陸の言葉に華子の視界が霞んでくる。
(もしかして涙?)
そう思った瞬間一筋の涙が華子の頬を伝った。
泣いている華子に気付いた陸は急に心配そうな表情をして言った。
「ん? どうした? 怖かったのか?」
陸は華子が泣いているのは重森のせいだと思っているようだ。しかしそれは違った。
この時華子は初めて人前で泣いた。生まれて初めて泣いている姿をさらけ出せる相手に巡り会えたのだ。
涙は止まることなく次から次へと溢れて来る。
そして華子は泣きながら言った。
「ううん違うの…陸が来てくれたから嬉しかったの…ありがとう陸」
「ハハッ、自分の大切な人を守るのは当たり前だろう?」
陸はそう言って微笑む。
(大切な人?)
そのフレーズを耳にし華子の瞳からは更に大粒の涙が溢れてきた。
その時華子は今まで陸にずっと言えないでいた言葉を言おうと決心をする。
「陸」
「ん?」
「あの日…私が死のうとしたあの時、助けてくれてありがとう……本当に…ありがとう…..」
陸はびっくりしていた。まさか今頃になって華子が礼を言ってくるとは思ってもいなかったからだ。
しかし陸はすぐに優しい表情を浮かべると華子の頬を両手で包み込んだ。そして流れる涙を親指ですくいながら言った。
「ん、やっと礼を言ってもらえたな」
陸は再び華子の唇を奪った。
そして二人は抱き合い重なり合いもつれ合いながら、それから何度も互いの愛を確かめ合った。
コメント
4件
グッとくる😭💕心から陸さんを大切に思えたから言えた言葉だね。愛されて守られる事を知った華子だから素直な気持ちで伝えられた💗 思いが昂って求め合う2人にもきゅん💗💗
ス・テ・キな時間🩷 パートナー💑って良い言葉🙂↕️🫶
本音を聞いた陸さんも嬉しかったと思いますわ😂幸せになってほしい。幸せになってくださいね💕