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⚠️先に申し上げます。
気づいたら長くなってしまいました。
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【Q.先輩の印象とエピソードを教えてください】
🟨ハッフルパフ1年生 Tさんの話
┈┈┈┈┈┈佐久間大介先輩はどんな先輩?
とっても優しくて明るいみんなのお兄さんです!
中庭で一緒に遊んでくれたり、悩みをきいてくれたり…。
あと佐久間先輩言えば「特別魔法生物飼育係」です!
お名前の通り、ハグリッドと一緒に魔法動物さんのお世話をしているみたいです。佐久間先輩だけの特別な係です!
あ、そういえばひとつ忘れられない出来事があります。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれはまだ入学して2か月も経たない時だったと思います。
学校がお休みだった日に友達何人かで学校を探検しようってなって、学校の中をいろいろ周ってました。
だけど途中で外に出て、 初めて見る森を見つけて…。
そこは入学してすぐに「入っちゃいけない」って言われてた「禁じられた森」だったことに誰も気づかなくて。
好奇心だけで…軽い気持ちで入っちゃって、 案の定みんなで森の中で迷子になっちゃいました。
なんで「禁じられた森」って言われてるか知ってます? すっごく危ない魔法生物がたくさん潜んでるからです。
わたしたちが迷い込んだのが「禁じられた森」って気づいた頃には夜になっちゃってました。
魔法生物たちは夜行性が多いんです。
怖くなったけど帰り道も助けを呼ぶ方法も分からなくてみんなで固まってさまようしかできなかったです。
「どうしよ……ぼくたち完全に迷っちゃった……」
「先生にみつかれば怒られちゃうよ……!」
「それより……わたしたち、生きて帰れるのかな……?」
「なんで気づかなかったんだろう…」
「やだよ……帰りたいよぉ!だれかぁぁぁ!!」
みんなそれぞれ不安がつのって話もまとまらなくて、八方塞がり。
そんな時でした。
<ガサガサ…ガサ>
何かが近付いてくる音が聞こえて、誰かが助けに来たんだと思いました。
T「足音が聞こえる!きっと先生が先輩が来てくれたんだよ!!」
みんな安心した顔で喜びながら音のする方へ走りました。
T「先生!先輩!わたしたちココです!!」
でも… 走った先に見えたのは救済じゃなくて絶望だでした。
<カシャ…カシャカシャ>
足音にあわせてハサミをこすり合わせるような音が聞こえて…
「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!」」」」
そこに居たのは先輩でも先生でもなく巨大なアクロマンチュラでした。
つまり、毒グモです。
1歩、また1歩近づいてきて。
エサにされちゃう。本能的に思いました。
怖くて腰が抜けて杖も持てませんでした。
T「だっ……だれか!!!助けてください!!!」
私はもう無理だって思いながら最後の勇気をふりしぼって大声を出しました。
🩷「アニマ・レスプラーレ!」
背後から呪文を唱える声がしたんです、それが佐久間先輩でした。
先輩の杖から白い糸のような光がアクロマンチュラの体に伸びたとき、一気に大人しくなりました。
ここからがビックリなんです!!
佐久間先輩がゆっくり歩きながら私たちの前に立って
🩷「驚かないで、大丈夫だよ」
佐久間先輩はアクロマンチュラに向かって話しかけました。
🩷「ごめんね、君たちの巣窟に踏み入るつもりはなかったんだ。ちょっと迷子になっちゃってね。悪気はないんだ」
🩷「あぁ…そっか。そうだよね。もうすぐ生まれる頃だよね。そりゃ周りの音には敏感になっちゃうよね」
アクロマンチュラと会話してる…。
もちろん向こうは何も言葉はしゃべれないけど、確かに佐久間先輩は会話をしてたんです。
🩷「…うん、ありがとう!ほんとにごめんね。バイバイ!」
佐久間先輩が手を振るとアクロマンチュラは私たちにゆっくり背を向けて去っていきました。
🩷「…よし。みんな、怪我はない!?」
佐久間先輩はふぅっと息をついてわたしたちの心配をしてくれました。
「「「「うぅ…さくませんぱぁぁぁい!!!」」」」
みんな安心して大泣きです。本当に怖かったんですもん。
🩷「よーしよし、みんな大丈夫だよ!俺がSOSの花火上げといたから!そろそろ応援くるはず…だから…」
<バタッ>
T「佐久間先輩!?大丈夫ですか!?」
さっきまで明るい笑顔だった先輩が急にその場に倒れこんで気を失っちゃったんです…まるで糸が切れた人形のようでびっくりしました。
💛「いたぞっ!あそこだ!!」
その後すぐにグリフィンドールの岩本先輩が駆けつけてくれて、先生たちも来てくれました。
T「岩本せんぱぁい…!佐久間先輩が…!」
💛「あぁ、アイツ使いやがったな。大丈夫だ。こいつは俺が運ぶ」
岩本先輩にはなにかが分かったようでした。
軽々しく佐久間先輩を担ぎ上げて行っちゃいました。
私たちは先生に連れられ学校に戻りました。
次の日、みんな揃ってすっごく怒られたのはいうまでもありませんね笑
あとから聞いた話なんですが、佐久間先輩がアクロマンチュラに使った魔法は「1分だけ動物と意思疎通ができる魔法」と聞きました。
すごく体力と精神を使う魔法で、使った直後は丸一日寝たきりなっちゃうんですって。
ほんとに難しい魔法らしく、ホグワーツの生徒の中であの魔法が使えるのは佐久間先輩だけらしいです。
みんなで佐久間先輩の部屋に謝りに行ったとき、思わず聞いちゃいました。
『どうしてそんなに大変な魔法をつかって助けてくれたんですか?』って。
佐久間先輩は穏やかな笑顔で答えてくれました。
🩷「確かに他にも方法はあるかもね。麻痺させる呪文だとか、クモの嫌いな音を出すだとか。」
🩷「でも…向こうも命があるんだ。感情があるんだよ。守る家族がいるんだよ。そんな一方的な魔法で追い払うなんて、あんまりじゃない?誰も傷つかないが一番!!」
びっくりと同時に感動しました。動物にも同じように対等な目線で物事を考えてるんです。誰も嫌な思いをしないように立ち回る人なんだなって。
誰よりも優しくて、あったかい先輩です。あの方はハッフルパフの誇りです‼
🟨ハッフルパフ4年生 Kさんの話
┈┈┈┈┈┈向井康二先輩はどんな先輩?
後輩の中で言われてるのは「1番話しかけやすい先輩」っていうのですかね。
私も本当にその通りだと思います!
学年、寮、性別関係なく優しく接してくれます。
あと、わたし向井先輩から学んだことがあって。
普段はニコニコしてるけどいざって時はすごく芯のある強い面を見せるんです!その話をします。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
放課後とかだったかな、廊下を歩いてたら同級生の男子2人が取っ組み合いの喧嘩をしてたんです。
グリフィンドール生とスリザリン生でした。
🟢「これだからマグル生まれは!Mudbloodめ!!」
♦️「そんな差別用語使うお前の方がよっぽど穢れてる!!」
🟢「すぐ手を出すその気性の荒さ、やっぱり遺伝子に問題があるんだろな!汚い手で触るな!」
♦️「今なんつった!?呪ってやる!」
既にヒートアップしてて、お互いの存在や背景すら否定するような罵詈雑言が飛び交う喧嘩でした。
2人の空気感に押され周りの人間誰1人介入しようとはなりませんでした。
ついにはお互いが杖を抜いて本当に決闘が始まろうとしてました。
🧡「ちょいちょい君たち!アカンやんかケンカしたら!!」
そんな中で唯一喧嘩を止めに入ったのがたまたま通りかかった向井先輩でした。
🧡「廊下で魔法使ったらアカンで! 校則違反や!
ほら、2人とも杖下ろし、な?」
なんとかなだめようと2人の間に割って入ってくれたのに、2人が落ち着く様子も全くなくて。
♦️「上級生は黙ってください!」
🧡「上級生いうて1個しか変わらんやんか!」
🟢「邪魔です、どいてください」
🧡「絶対どかへん!君らが落ち着くまでは!
なにがあってん、俺に話してくれへん?」
🟢「そうやって話し合いで全てが解決するとお思いですか?」
🧡「じゃあ今呪文つこて他の子に当たったりでもしたらどないするつもりや。人を巻き込んでまでやる必要のあるケンカか!」
♦️🟢「うるさい!!!」
2人の怒りの矛先が向井先輩にいってしまったんです。杖を指す先が先輩に変わってたから。
♦️「リーリシオ!」
🟢「ステューピファイ!」
2人の杖から出た光線が勢いよく飛び出し向井先輩に襲いかかって…!
先輩は間一髪で避けましたが私だったら絶対当たってましたねあれは。
2人の出した魔法の光線はぶつかり合い激しい火花を散らして消えていきました。
♦️「…向井先輩ってよく「優しい先輩」って言われてますけど…戦えないただの腰抜けなだけじゃないんですか?」
🟢「ハッフルパフですもんね」
私にも刺さる言葉でした。
私も正直、ケンカとか争いは好きじゃないので。
たまに密かに言われるんですよね。
ハッフルパフは劣等生の集まりだって。
そんなことないって思ってます、過去にはハッフルパフ出身な偉大な魔法使いだっていましたし、「闇の魔法使い」を最も排出していないとも言います。
でも…腰抜けと言われたら…言い返せない自分もいます。
自分はただ勇気がない弱虫なのかもしれないって。
向井は屈めていた身を起こし立ち上がると、静かに呟きました。
🧡「腰抜けか…吠えて噛み付くしか能がない子犬ちゃんには言われとうないな」
向井先輩の表情があきらかに変わっていました。
「優しい先輩」から「上級生の魔法使い」の目になってたんです。
🟢「なんだと!? 」
♦️「僕らが能無しって言いたいのか!」
2人はまたカッなって杖を構えました。
K(危ない…!)
でも向井先輩はいたって冷静な顔で、それでいて一瞬で姿を消して2人の背後に回り込みました。
彼らがハッした顔で振り返った時には、向井先輩は流れるように懐から杖を抜いて構えてて
🧡「ソムヌス・セレーノ」
先輩の杖からポワッて優しい光がでて2人を包み込んでいったんです。
♦️「ん…あれ…?」
🟢「ふぁぁ…」
そしたら2人ともさっきまでの勢いが嘘みたいになくなって。膝からその場に倒れ込んで辺りが一気に静かになりました。
向井先輩が使った魔法はどんな人間でも一瞬にして眠りに誘う「癒しと安眠の魔法」でした。
🧡「…端から話を聞こうとせえへんと攻撃しかできんヤツは…いざって時大事な人を守れへんで?」
あんな酷いこと言われたのに眠る2人の頭を可愛がるように撫でるんです。
その時分かりました。
向井先輩の目的は「悪い子を懲らしめること」じゃなくて、最初から最後まで「誰も傷つけずにこの場を収めること」だったって。
💜「康二!」
騒ぎを聞きつけた深澤先輩が走ってきました。
その姿を見た向井先輩は申し訳なさそうな顔で
🧡「ふっかさん…ごめん、やってもうた…」
さっきまでの振る舞いとは打って変わって怒られた子供みたいにしょんぼりしてました。
💜「…とりあえず、話聞くから。収めてくれたんだよね?ありがとう」
💜「ハイハイ!あとは俺たちでやるから!ギャラリーは解散!」
深澤先輩は周りにいた生徒たちをその場から遠ざけるように声をかけ、私も寮に戻りました。
その後同級生の男子から聞きました。
向井先輩は許可されていない場所で魔法を使ったペナルティで全階の男子トイレの掃除を命じられたそうです。
加えてハッフルパフに30点の減点。
それでも次の日にはなんでもないような明るい笑顔でみんなに話しかける向井先輩の姿がありました。
今は自分に対する劣等感もないです。むしろあの人と同じ寮であれることに喜びを感じてます!
「優しい人」っていうのは決して「戦えない腰抜け」なんかじゃないです。
「誰かを守れる強い人」なんです。
.*·.⟡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⟡.·*.
あとがき
よまなくても️⭕️
アクロマンチュラ
▷全長4~5mある毒グモ。怒っている時などに持っているハサミを擦り合わせて音を鳴らす。原作では「アラゴグ」という名前のついた個体も。
アニマ・レスプラーレ
▷動物と1分間だけ意思疎通ができる魔法。「魂をひとつに」が由来。この1分間だけは、どんな凶暴な獣も術者を「絶対に傷つけてはならない、魂の片割れ」だと認識。
この術は動物を人間と完全なる対等な立場として考え、敬意、慈愛の精神を持つもののみ取得できる。
リーリシオ
▷原作では「離せ」という意味で使われる魔法。
相手の手元に火花を散らし相手が持っている武器などを強制的に引き離す・手放させるという呪文。
今回は下級生が武器を手放させるというというより向井さんへ威嚇する意図で使ったのでルビを「火花よ」にしています。
ソムヌス・セレーノ
▷杖から放った光が相手を包み、神経の興奮を緩和させ眠りへと誘う魔法。
一般的な防衛呪文の「プロテゴ」は攻撃を「弾き返す」特性がある。
跳ね返った呪文が誰かに当たることを懸念して 向井さんは今回眠りの魔法を使いました。
コメント
6件

こんな時間なので💦読み切りたいけど明日の楽しみにします笑
続き楽しみ〜☺️
コメント失礼します! 原作は知らないも同然なんですが、このシリーズすごく好きです!!今後も楽しみです!
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透子
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