紫音 「お姉ちゃん?どうしたの,大きな声だしてー…!!!え…?これって…」
まふゆ 「…お母さんが,今日出掛けたのはー…奏に…『会いに行く為』だったんだ…」
紫音 「…!…『私の事も』バレたってこと…だよね?」
まふゆ 「…分からない…けど…。…っ…怖…い…っ…。私、私は,どうしたら…」
紫音 「大丈夫…お姉ちゃん。絶対,絶対にお姉ちゃんを守るからー…」
朝比奈母 「まふゆ。携帯を出しなさい?」
まふゆ 「…!やだ…!嫌だっ!!!!」
朝比奈母 「まふゆっ!どうして分かってくれないの?!おかあさんはまふゆの為を思ってー…」
まふゆ 「あのね…お母さん…私…私はー…『本当は医者になんかなりたくない』の。『音楽をしていたい』の…!」
(言えた…言えた…!やっと言えた…っ)
朝比奈母 「…そう。まふゆの人生だものね。まふゆが決めていいわ。」
まふゆ 「…!じゃ、じゃあー…」
朝比奈母 「でもね?まふゆ。貴方は『本当にそれで良い』のかしら??『下らない音楽をやり続けて、それで本当に誰かを救える』のかしら??『誰かの役に立つ』方がよっぽど、まふゆの為になるんじゃないかしら??」
まふゆ 「…っ…(駄目だ…伝わらない…っ…お母さんに理解してもらえて,認めてもらえると思ってたのにー…)」
朝比奈母 「ねえ、まふゆ?貴方が誰とお友達になろうがお母さんは何も言わないわ?でもね?『今関わっているお友達はまふゆみたいに、受験を』する子達なのかしら??違うわよね?だとしたらまふゆにとっては『邪魔な存在』でしかないのよ?どうして、、どうして分からないのよ!!!!!」
まふゆ 「…!!!違う…!奏は…!絵名は…瑞希はー…皆…皆…!私の大切な子達なの…!!!大切な『仲間』なの!!!悪く言わないでっ!!」
朝比奈母 「…そう、分かったわ。じゃあもう!『このシンセサイザー』なんか要らないわね!!こんな物のせいで、まふゆは、まふゆはー!!!『可笑しくなってしまったのよ!!』」
まふゆ 「…!…や…。」
朝比奈母 「何?」
まふゆ 「嫌っ!!!!!」
朝比奈母 「…っ…」
紫音(…!!)
まふゆ 「あ…あ…!あ……ごめん、なさ、ごめんなさいっっ!!」
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