気持ちが先走って、フライング気味に迎えに行ったというのに、「着いた」のメッセージを送ってから待ってたと言わんばかりに数秒で出てきたみやは、いつもと少し雰囲気が違っていて、その大人びた姿に息を飲んだ。
俺が動揺していることに気付かず、緊張を隠し強がっている姿や、嬉しそうに零れる笑顔を見せるみや。その全てが俺に向けられたものだと思うと、抱き寄せてしまいようになるのを堪えるのに苦労した。
普段はほとんどメイクもしないみやが、いざ、メイクをして、それに合った服に身を包むと、その幼い印象はガラリと変わる。
「みやちゃんはこれからどんどん綺麗になるよ」
安斎が言っていた言葉を思い出すと、思わずため息が零れる。
(こういうことか)
安斎の言葉の本当の意味に気が付く。
もうすぐ18歳になるみやは3月に高校を卒業する。
大学に通い、社会に出たらもっと広い世界を見るだろう。
今よりも綺麗にな*******************
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