宏忠さんが桜庭を連れて去った後、状況が呑み込めていない私に、優実がいつもの調子で声を掛ける。
「みやー!大丈夫だった?何かいやらしいこととか、されてない!?」
いつもと何一つ変わらないその言葉が、なぜか胸の奥を痛くさせ、言葉が出ない私は、首を横に振って答えるのが限界で、頭の中は疑問でいっぱいだった。
嘘をついてたのに、なんで責めないの?
みんなは初めから、宏忠さんの事を知ってた?
でも……どうして?
「……立花が転入してすぐの頃、あの男の人と一緒に歩いてる立花を見かけて、それで……」
「気になったたけるは、家まで後をつけたんだ。俗にいうストーカーだね」
「うわーやばーい」
「なぁ!今、大事な話してるから止めてくれる!?」
「私たちもたけるからそのこと聞いてた。だから隠す必要なんてなかったのに、みや、なかなか話してくれないから」
「それで計画したのが、クリスマスパーティ********************
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