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📩 相談
中学二年生・女子(仮名:Mさん)
一番仲良かった友達が、最近他の子とばかり話していて、
なんだか寂しいです。別にその子を悪く思ってるわけじゃないし、
その子の新しい友達のことを嫌いなわけでもない。
でも、自分だけ取り残されたような気がして、
ちょっと苦しいです。
蓮司
「うわー……それ、あるある。
“別に悪いことされてないのに、苦しくなる”ってやつ。
それが一番モヤモヤするんだよな」
日下部
「Mが“自分の感情を責めてる”の、伝わるよ。
『寂しい』って思った自分を、
『こんなことで』って抑えようとしてる感じ、わかる」
遥
「でもさ、そう感じるのって、
その子との時間をちゃんと大事にしてた証拠じゃん」
蓮司
「そ。嫉妬っていうより、“失いそうで怖い”なんだよな。
それ、ほんとに大切だったからだよ」
日下部
「関係ってさ、“独占”するものじゃないけど、
“特別”でいたかったって気持ちは、大事にしていい」
遥
「でも、“特別じゃなくなった気がする”って、
心がポツンってなってくるよな……
それ、オレはわかるよ」
蓮司
「ただ、ここで一つ言えるのはさ――
その子の世界が広がってるなら、
Mの世界も、広がっていく途中かもしれないってこと」
日下部
「“離れる”じゃなく、“並走の形が変わった”だけかもしれない。
無理に笑わなくていいし、無理に縛らなくてもいい」
遥
「大丈夫。
“自分を責める”より、“自分の寂しさを抱きしめる”方が、
あったかいと思う」
🗝 三人からのことば
蓮司:
「“取り残された”って感じるとき、
自分のことも、“もっと知ってほしい”ってサインだと思う。
遠慮すんなよ」
日下部:
「Mの想いはちゃんと本物だ。
“寂しい”を否定しなくていい。
それが、ちゃんと誰かを大事にしてたって証だから」
遥:
「人は変わる。関係も変わる。
でも、“大切だった”気持ちは消えない。
それだけは、信じてていいと思う」
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