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📩 相談
高校二年生・仮名:Rさん
家に帰ると、親と何を話せばいいかわかりません。
学校のことを話しても「ふーん」で終わるし、
自分の意見を言うとすぐに否定される気がして。
最近は会話そのものが減って、
「このまま家族なのに他人みたいになるのかな」って不安です。
遥
「……その感じ、ちょっとわかる。
オレも家で話すことって、ほぼなかった。
話しかけても“へぇ”だけとか、
“言ってもムダかも”って思うと余計に口が閉じるんだよな」
蓮司
「家族って“話して当たり前”って思うから、
会話が減ると不安になるよね。
でも“沈黙=関係が終わる”じゃない。
ただ今は、お互いにタイミングが合ってないだけかもしれない」
日下部
「……否定されるの、きついよな。
“自分の言葉が届かない”って感じるのって、
意外と心に響くダメージが大きい。
でもRさんが“話したい”って気持ちを持ってる時点で、
家族を大事にしてる証拠だと思う」
遥
「無理して会話増やそうとしなくてもいい。
一言でも、自分が話したいタイミングでいいから
“今日これ面白かった”とか小さい話からでも。
こっちが肩の力抜いた方が、案外向こうも話しやすかったりする」
蓮司
「もしそれでもしんどいなら、
友達や先生に“家ではあんまり話せない”って
軽く打ち明けるだけでも楽になることあるよ。
家族だけが“自分を聞いてくれる場所”じゃないから」
日下部
「……大事なのは“話さなきゃ”じゃなくて、
Rさんが安心できる距離を見つけること。
それが家の中でも、外でもいい。
Rさんの気持ちは、ちゃんと選んでいい」
🗝 三人からのことば
遥:
「会話が少なくても、“家族でいられない”わけじゃない。
自分のペースで小さくつながれば、それで十分」
蓮司:
「沈黙は終わりじゃなくて、ただの“今の形”。
無理に変えなくても、関係は続いていく」
日下部:
「話したいと思える気持ちそのものが、
家族を大切にしてる証拠。
その想いは、必ずどこかに届いてる」
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