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ベンチャーキャピタルの仕事は、各自が個別に進めていく案件が多く、基本的に個人主義だ。
決まった業務があるわけでなく、自分で仕事を探してこなくてはならない。
なので、出社や定時という概念がなく、好きなときに家に帰っても文句を言われたりしないそうだ。
その代わり、休みという概念もなかった。
家にいるときも外を歩いているときも常に仕事中で、利益を追求するために、脳をフル回転させている。
そんな仕事なのだが、定例会だけは例外だ。
2週間に1度、ファンド向けの定例会を開催する。そこで、発掘したスタートアップ企業のプレゼンを行い、投資元にアピールするのである。
皆は今、受け持ちのスタートアップ企業と打ち合わせをしつつ、各自でプレゼン資料の作成を行っている最中らしかった。
奈緒は喫茶スペースで、ひとりため息をついていた。
「どうですか? みんなとは仲良くやれそうですか?」
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