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歯車警察署

特殊事件・不思議死因殺人事件特別対策課とくしゅじけん・ふしぎしいんさつじんじけんとくべつたいさくか

またの名を特死特対課とくしとくたいか業路教影わざろのりかげ帝響姫みかどひびき、関繋義、この物語の主人公であり繋義と腐れ縁バディ、2児の父、命之賭輝。この街に隠れた裏で暗躍する者達歯車に手を掛ける。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2006年3月9日

「悪い、遅くなったどこにやつが?」賭輝は慌てて現場廃工場前の物置きに駆けつけ響姫に問う。

「今あの廃工場の中です。あの工場は入り口が一つしかなく入り口を閉めると密室です。なので逃げられることはないかと」響姫は淡々と説明した。

ピピッ

「こちら関、サーモグラフィによると中には2人、犯人の方が何かを受け取ったようだ。とんでもない熱反応により物体の特定は不可能」繋義の声がインカム越しに聞こえる。ピピッ

「了解」賭輝が応答した。

「俺は入り口から右サイド、港の方へに回る」インカムが混線しないように隣の響姫の物を使って伝える。

サッ

賭輝が左手を高く上に挙げた。

バサッ

その後左で拳を作り、左に倒した。

賭輝は左手をぐるぐる回しだした。

「了解」繋義がインカムで応答。

「手配しました」響姫も応答。

「あと、1分で2班とも到着します」響姫が続けて言った。

50、40、賭輝は未だに手を回している。20、19、18、17、カチャッ15

響姫があと1分で到着と言ってから45秒後、拳銃を持ってダッシュで工場内へ。

バーーーーン、賭輝が放った威嚇射撃が工場内に鳴り響く。

「よくもまぁ何年も逃亡できてたな。横にいる白衣の兄ちゃんてめえが協力者かぁ?」

賭輝が銃を構えながら言う。

「博士あんた逃げていいよ。

俺ら組織に大事な人だ。

まだ模造品の域を脱せていなくても、試作品A~Xよりは使い勝手良いんだろう?」犯人が白衣の青年に問いかける。

「はい、ですがタイムリミットが短くなっています。

あなたが試作品を体内に取り込みすぎたせいで、試作品同士、試作品と免疫、模造品と試作品、そして模造品と免疫が反発し合うので。

それと一応ですがそれは零式のコピーですがなんの遜色もございません。

それに消えたところで何もありませんデータは自動で転送されます。

ご安心を。では」 そう言うと白衣の青年は煙のように消えてしまった。

「どうなってやがる」賭輝はどうようを隠せていない。

「まぁまぁ相手してくださいや」犯人がそう言うと青年から零式呼ばれていた果実のような見た目の機械を噛った。

「お前、気でも…」賭輝は訳がわかっていない。

すると犯人から突然炎が吹き荒れ出した。

「はっこれは良い、試作品AとDどっちもの能力が使えるじゃねぇかぁ」犯人は嬉しそうに炎が吹き荒れる自分の身体をまじまじと見ている。

「あっちぃ何がどうなってるか知らんがあいつは平気らしいな」賭輝は考える。

「さぁ死んでもらおうかタイムリミットは15分って言ったところだろうからな」犯人はその炎の身体で賭輝めがけ走ってくる。

ドーーーンッ

燃える拳で鉄筋の壁を壊した。

賭輝めがけとんできた拳はとっさの判断で躱し鉄筋に衝突させることに成功したがインカムが壊れてしまった。

ブツーーーブツーーーザーーザー

外部との連絡を遮断されてしまった。

「せこすぎんだろ」普通の警察官賭輝にはなす術がなかった。

その間もなんとか躱すことはできているが反撃はできていなかった。

「試作品AとD…最初の事件の被害者の死因は焼死…だが同時に心臓もなかった、もしかりに試作品Aが最初の事件で、一つの殺人毎に毎回試作品とやらを使っていたとすると…Dは4回目…被害者の死因は窒息死、そして同じように心臓がなかった…」賭輝は工場内を逃げ回りながら考えていた。

「ちょこまかとっ喰らえ!!」犯人が右手を賭輝の方へ伸ばすと、賭輝の方へめがけて徐々に爆発していく。

「わかった、Aは炎、Dは可燃性のガスだ。どういう原理かは想像も着かんが今はそれどころじゃない」賭輝は結論を見いだせた。

「はぁはぁわかったぜ、お前、炎とガス使えるんだろ」賭輝は相手の動揺を誘うため走りながら言う。

「なぜそれを」犯人の足が止まった。

「だが知ったところで意味はない」犯人は再び右手を賭輝に向けた。

その瞬間賭輝は右手めがけ走り出す。

「気でも狂ったか」犯人は半笑いでガスを爆発させた。

犯人の右手付近の爆発がしたと同時に賭輝がスライディング、そして天井めがけて一発射撃。

バーーーーーーン

工場の天井が吹き飛んだ。

そしてもう3発、工場内にあったドラム缶に射撃した。

ドラム缶からは大量の工業油が流れ出す。

ドラム缶の裏に賭輝が身を潜める。

構わず犯人はドラム缶めがけ爆発させる。

「バカが油に火をつけたら燃えるに決まってるだろう」犯人はさっきから賭輝がする奇行に笑いが止まらなかった。

案の定ドラム缶から流れ出した油に引火し、穴の空いたドラム缶が爆発した。

しかし、爆発したのは側面でドラム缶に大きな穴が空いただけだった。

「ありがとよ」賭輝はドラム缶を転がし、火からドラム缶を逃し、爆発によって空いた穴からドラム缶の中に入った。

構わず犯人が爆発させようとしたその時、爆発した天井が次々に崩落してきた。

落ちてきた鉄筋は炎の熱によって熔かさてたが、コンクリートや土などは熱によって溶ける前に次々と犯人に当たっていく。

そうしてる間に、犯人から炎が消えた。

パーン

賭輝は何も言わず犯人の足を一発射撃した。

「爆発物処理班、違法薬物処理班、響姫、繋義来てくれ」賭輝は叫んだ。

「これはどういうことですか、賭輝さんが工場に入ってから約15分間、犯人から急激に熱反応が増し、サーモグラフィが使い物にならなくなりインカムが壊れ連絡手段を失い、最後に怒涛の4発とその少し後に一発、最初の威嚇射撃含め計6発全弾使われていましたが」響姫が確認する。

「何か知らんが、やつは零式とか言う果実を一噛りしやがった。

そしたら急激にやつが燃えだして、あいつの身体は鉄をも熔かすから逃げるので精一杯で、んで途中であいつが炎とガスを使ってることに気づいたから、天井を爆破させ、ドラム缶の中に入って瓦礫が落ちてくるのを待った。それだけだ」

「はぁ、なぜ天井を爆発させられたのですか、後ドラム缶を側面だけって」響姫は何も信じられなくなっていた。

「あいつの頭が悪くて助かった。

やつは俺に恐怖を植え付けるため炎を大きくさせようと頭上からガスを噴出していた。

そしてやつが爆破させるとき、必ず右手を俺に向けた。ここから導きだされる答えはここで使われている可燃性ガスは空気よりも軽く、横向きに発射するには出力がいるため、消火器や水鉄砲のようなもの。

じゃぁあとは右手を俺に向けてからの時間を自分の呼吸で、距離を歩幅で測ってある程度の速度を見積り、もう既に10分以上経過していたため、天井に射撃して溜まったガスに火をつけて爆破、焦って早めに爆発させるような心理状態を作らせるために真っ正面から走ってスライディング、そして ドラム缶の側面だけを爆破させた。 」賭輝は実行した経緯を説明した。

「爆発物は持っていませんでした。サーモグラフィでも確認していますが異常はありません」爆発物処理班が賭輝に伝える。

「零式回収しました」同じく違法薬物処理班も賭輝に伝える。

「了解。ご苦労さん、犯人はこれから取り調べするので署まで預からせてもらう」繋義が言う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月9日午後5時40分

「全て話せ」賭輝は取り調べを続けている。

しかし犯人は黙秘を貫いていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「犯人の素性がわかりました。

犯人、網浜一匡あみのかずま(32)32歳

歯車商店街の クリーニング網浜の2階に住んでおりました。

両親はクリーニング網浜働いており、両親は犯人を引きこもりだと思っていたそうです。」響姫が新たな情報を課に提示する。

「引きこもりじゃないのか?」賭輝が聞く。

「ええ、2階の窓からしたに降りれるように改造されていました。

そして押し入れは業務用冷凍庫のようなつくりに改造されており、計24の冷凍された心臓が発見されました。

念のため鑑識にてDNA鑑定中ですが、連続殺人事件の被害者の者と見て間違いないでしょう」響姫による情報開示が終わる。

「俺が見たあの博士とか呼ばれてる青年、あいつと一匡は組織がなんちゃらっと言っていた。だがあいつは黙秘を貫くだろう。

今聞き出せるとしたら、連続殺人事件の動機ぐらいだろう」賭輝が話した。

息子の卒業式の日にとんでもないことに巻き込まれることとなった特死特対課だが、まだまだ謎に触れることすらできていないということに彼らは気づいていない。

To be continue.

回☆遊☆体        ~クレイジースロットの鍵~

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