テラーノベル
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side田中
ロゥに言われたから仕方なく速攻で着替えて国を出る。
この前はある国に数ヶ月近く潜ってたからやっと休みだったのに。でも、今回は武力的な敵意を持っているかをみてくればいいだけだから頑張れば数日でおわる。
俺の個有能力は七変化。とりあえず思いついたものには大体化れる。化れるのは外側だけだから化ける人のことはよく知らないといけない。
今回それは時間がかかるので、∴§国の重要人物の部屋か会議室に隠れることにする。
丸一日後、ほぼぶっ続けで、馬を走らせ∴§国についた。俺ように持久力がある馬だけど流石に疲れたみたいだ。別に逃げたりしないから、森の中で馬をリードから離す。「呼んだら戻ってこいよ〜」そう声をかけてから国の方に進む。
正面の門には沢山の兵隊がいる。入るには厳重な審査が必要だ。厳重な審査で時間が食われてしまうのが目に見えているので、壁を登り難なく∴§国に侵入した。
だいたいの建造物の位置は事前に把握していたから城までスムーズに行くことができた。 塀から低い屋根に登って高いところを目指す。
使われてなさそうな部屋の一つや二つあるでしょ。、、、やっぱり、窓が空いている無人の部屋がありました。
静かに侵入するとダクト的なところに入る。
数時間後、、、
城の中を頭の中でマッピングしながら探索していると、会議室的なそれに出た。 息を殺して、耳を澄ませる。
「・・・キア・・・ス国の、、、」
「、、、いや、・・・で・・・盟国と・・争す・・・は、、、い」
よく聞こえないけど、雰囲気的に戦争したがってそうだ。任務終了。あとはこれをロゥに伝えに帰るだけだ。でも、これからめんどーーー
「誰だッ!」
バンッ
いきなり俺が隠れている隣の部屋から大きな声が聞こえた。すぐ横の壁に銃の弾がめり込んでる。
「やっべ」
逃げないと、、、
ガンッ
「!?グッ・・・ウッ、ッ〜・・・」
いきなり背中に鋭い痛みが走った。立ってられなくなり壁にもたれ掛かるとそのまま力なく腰が地面につく。
「ゲホッ・・・ッ・・・ゴホッ」
咳が止まんないんだけど。やばいな。
チャキッ
すぐ近くで剣を向けてきた音がする。
「〜ーーーーー、ーー〜!!」
なんて言ってるのか聞こえないんだけど。視界ぼやけてるし。もっと落ち着いて喋ってほしいわ。
「そこまでだ」
不意にとても通る声が響いた。その声のおかげなのか聞こえるようになった耳を頼りにゆっくり顔を上げる。
「もうそいつに抵抗の意思はない。」
sideニンゲン
目の前にいるのはおそらく人外。この城に侵入してきたスパイだと考えるのが妥当だろう。
細身で長身の男。壁にもたれかかって座り込んでいる。さっき思いっきり背中に棒で殴りかかったので、動けないでいるのだろう。
「貴様はどこの者だ。」
剣を向けながら聞く。
「・・・ッ、ころ、さないで・・・」
人外が顔を少し上げた。 整った顔立ち。年は20行くかいかないか。目は完全に恐怖で染まっている。
「ッ情報はいくらでも話す、、、死にたくッない、しにたくッ・・・」
「・・・」
完全に戦意喪失している。剣をしまった。
「素直に話せば命は助ける」
ガンッ
突如物理的な衝撃が身体を襲った。驚きと痛みで目をつぶる。
チャキッ
金属の音で目を開ける。
「随分と寛大だねぇ」
気付くとさっきの人外が俺の首にナイフを当てている。
「いやー。顔芸そこそこつかえるな」
「!お前動けないはずーーー」
「・・・あー。俺攻撃直では食らってないから別に動けるよ」
「でも、ちょっと痛かったんだけど、、、何してくれんの!痛いの嫌いなんだって」
、、、
「ッでもお前は確かに戦意喪失していた、、、なのに!」
「感情、思考をコントロールできるやつなんてザラにいるよ」
「フィジカルだけなら俺よりはるかに上だけど経験が足りないね。、、、もし数百年前に生まれてたらそこそこ出世してたかも」
まぁそんなことどうでもいいか。
「ッ、、、」
「俺そんなに心広くないから遺言なんて聞かないよ」
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コメント
1件
いやあ、面白かったです!田中の「七変化」能力、潜入の手際の良さもさることながら、あの「戦意喪失したふり」からの逆転がめちゃくちゃ痛快でした。感情や思考をコントロールできるって台詞、彼の経験値の高さを感じさせる伏線になりそうですね。ロゥからの任務が単なる偵察で終わらない予感がして、続きが気になります。今回も緻密で引き込まれました!