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中学三年生・仮名:Rさん
親や先生に、本当の気持ちを言えません。
「つらい」とか「無理」って言いたいのに、
「大丈夫」ってごまかしてしまいます。
嫌われたくないとか、期待を裏切りたくないって気持ちが先に出て、
結局、自分の本音をしまいこんでしまうんです。
遥
「……オレも、“大丈夫”って口癖みたいになってた。
ほんとは全然大丈夫じゃないのにさ。
言えないのは、弱いからじゃなくて、優しいからだと思う」
蓮司
「うん。“期待を裏切りたくない”って思える時点で、
Rさんが人を大事にしてる証拠だよね。
でも、自分の気持ちを押し殺しすぎると、結局どこかでしんどくなる」
日下部
「……本音を出せないのは、ちゃんと理由があることだと思う。
“嫌われたくない”“裏切りたくない”――それはすごく自然な気持ちだから。
だからまずは、“言えない自分”を責めなくていい」
遥
「てかさ、いきなり親とか先生に全部ぶちまけなくてもいいんじゃね?
まずは、ちょっと言いやすい人に“ほんの一部”を話すとか」
蓮司
「“大丈夫じゃないけど、どう言えばいいかわからない”って言葉もアリだと思うよ。
完璧に説明しなくても、“助けがほしい”ってサインにはなるから」
日下部
「……それでも言えないときは、文字にして残すのもいい。
手紙でもメモでもいい。言葉にしようとするだけで、少し心が軽くなる」
🗝 三人からのことば
遥:
「“大丈夫”って言っちゃう優しさはすごい。
でも、自分にまで“無理して大丈夫”って言わなくていい」
蓮司:
「人を大事にするのもいいけど、自分を大事にするのも忘れないで。
“本音を出す”のは、わがままじゃなくて、生きるために必要なこと」
日下部:
「言えなくてもいい。責めなくてもいい。
でも、いつか必ず“言えるタイミング”が来るから、
そのときまで自分の心を守ってほしい」