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私は個人で絵のモデルをやっている。今日はちょっと変わった仕事に来ている。一人暮らしのおじいさんのモデルにやとわれた。いつもは、あんまり個人の依頼は受けないんだけど、どうしてもって頼まれちゃって。しかもギャラがいいんだよね。
そのおじいさんお金持ちらしい。でも、介護のようなこともやらないといけないらしくて、私、介護の資格とかもってませんよって言ったんだけど、それでもいいからって。大丈夫かな?
言われた場所に行くと、大きな屋敷があった。失礼しますと言って中に入っていくと、白髪のおじいちゃんがいた。車いすに座っていてるし足が悪いみたい。
「あの、今日モデルのアルバイトをさせていただきます小鳥遊といいます」
「おお、君か。よろしく頼むよ」
「はい。よろしくお願いします。それで……何をすれば?」
「ああ、まず服を脱いでくれるかね」
えっ!? どうせ脱ぐんですけど、いきなりですか!! まあ、仕事だし仕方ないか。
「わかりました」
上着を脱ぎシャツも脱いだ。下着だけの姿になる。すると、おじいさんは私の体をじろじろと見てきた。恥ずかしいなぁ……。
「それじゃあ、ここに寝てくれるかい」
そう言って指さしたのはベッドだった。なんか、変な気分だなぁ。私は仰向けになって横になった。
「次は手を上げてくれないかね」
「はい……」
両手を上げる。すると、おじいさんの手が伸びてきてブラジャーのホックを外した。そして、そのまま手を滑らせ私の胸に触れた。
「あっ!」
思わず声が出てしまう。
「おっと、手が思うように動かなくてのう」
と言いながら揉んでくる。ぜったいわざとやってる。くすぐったくて気持ち悪い。早く終わってほしい……。しばらく触られると、今度はパンツに手をかけ下ろした。下半身があらわになってしまう。もう恥ずかしすぎて死にたい。
「ほほう、これは綺麗な体をしているね」
まじまじと見られてる……。すごくはずかしい……。
「そ、そんなに見ないでください」
「すまんのう。わしも年だから、近くじゃないと見えなくてのう」
と言って顔を近づけてくる。近い、顔が近い!
「んーやっぱり若い子の肌は違うわい。もっと近くで見させてくれんかのう」
と言うとさらに近づいてきた。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「なんだね? 何か問題でもあるのか?」
「あの、絵を描くために呼んだんですよね?」
「もちろんだとも。君の美しい姿をしっかりと描き残してあげようと思ってのう」
「それなら、こんなことする必要ありませんよね?」
「いやいや、これから描くのじゃよ。そのためには、まずじっくり観察しないといかんだろう?」
「えっと、それはそうなんですけど……」
「心配せんでも、しっかり報酬は払うから安心してくれてよいぞ」
「そういうことでは……」
どうしよう。このままだと本当にエッチなことされそうだし。なんとか切り抜けないと……。
「おじいさん、私の体を描くだけなんですね?」
「うむ。その通りじゃよ」
「それなら、下着を着たままでもいいですよね?」
「ふむ……。確かにそれもそうかもしれんのう」
よかった。とりあえずこれで助かったかも。素直に言うこと聞いてくれたし、ほんとに絵が描きたいだけなのかな?(続く)