女王陛下の壮麗な復讐

「グエンタールの使者団が明後日には到着すると？」

「ああ、そのようだ」

殿下との茶会中に陛下の緊急招集があったのはつい先日の話だ。

その日から、此度のグエンタール国からの要求に対するための会議を重ねてきた。

この国の大臣らの中に混ざり、一席を与えられている私に、最初こそ大臣らも驚いていたが、陛下と殿下の口添えもあって、今では一丸となっていると肌で感じている。

内輪揉めをしている余裕などないことは、この国の中枢にいる彼らこそ理解しているのだろう。

今日も法務大臣の任に就く父の隣に座って会議に参加していると、殿下がグエンタール国の使者団が来訪することを告げた。

「書状だけではこちらが頷かないと思ったのか、それとも、そのまま私を連れて行く腹積もりなの＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

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