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「ねえ、お姉ちゃん。なんではだかなの?」
「きっと、レスリングの稽古だよ!」
「そうなんだ! すごいね!」
「お姉ちゃん、ファイト!!」
違う違う。そんなわけないじゃない。これはボクシングの練習、じゃなくて、絵のモデルのためなんだよ。と言おうとしたんだけど、この子たちだけでどんどん話が進んでいく。ちょ、ちょっと、話を聞いて……。
「えいっ」
興奮した男の子のひとりが、抱きついてきた。タックルなのかな?
「ひゃああっ」
変な声が出てしまう。その子はそのまま私を押し倒して、手を押さえてきた。他の男の子たちも寄ってきて、あちこち触ってくる。
「お姉ちゃん弱ーい」
「こどもに負けてるじゃん」
「よわよわだよー」
ひどい言われようだ。私は必死に抵抗するけれど、多勢に無勢で、何もできない。うわぁん……。3人がかりで体を押さえつけられてしまった。
「よし、やろうぜ!」
「いいぞー!」
「がんばれー!」
「ファイトォ!」
もう完全にプロレスごっこだ。やめてよぅ……。
「ほら、お姉ちゃん、がんばらないと負けちゃうよ!」
いや、最初から勝つ気、ありませんから……。
「ちょ、ちょっと、私の負けでいいから、とりあえず、はなして?」
「ええー、つまんなーい」
うっ、負けを認めて逃げようと思ったけど、ダメみたい……。
「えーい、負けちゃったお姉ちゃんにはお仕置きの、電気あんまだ!」
えぅ!? いや、裸にそれはちょっと……と止める前に、男の子の足が私の股間に伸びてきて、ぐにゅっと押し当てられた。あううぅ!! 足があたっただけで、体がビクンッと跳ね上がってしまった。それから男の子は、ゆっくりと足を上下させ始めた。ぐにゅ、ぐり、ぐり、ぐにゅうっ。ああぁ……。これだめぇ……。(続く)