第1章「いつまでも傍にいて欲しいから…」
主人公:霊集怪物 キキネ
私はあの子がいなかったらいつまでも1人ぼっちだった。
醜い姿で生まれ変わって、沢山の人に嫌われて、嫌われて、嫌われて。
可愛い女の子の姿が欲しくて、女の子を食べてその姿を手に入れたとしても満月の日には、
その姿はなくなり醜い姿煮なってしまう。
どれだけ無邪気に演じても、あざとくしてもこの姿を見られたらダメなんだとずっと思っていた。
けれどあの子だけは違った。
あの子は私の姿を「かっこいい」と褒めてくれた。
あの子は私と友達になってくれたし、友達を紹介してくれた。
あの子は私にキキネという名前をくれた。
私にはもうあの子しかいないの。
ちょっとバカでお転婆で可愛い、鬼花ちゃんしか。
サシャ王国城内。
今、この国には歴史上最大のピンチを迎えていた。
世界最大規模の犯罪組織がこちらの国に宣戦布告をしてきた。
相手は犯罪者、何をしてくるか分からないから城内には重い空気が充満している。
鬼花「親父、どうすんだよ…」
鬼花ちゃんはこの国の姫、大人になったらこの国王になるらしい。
いつもなら明るい鬼花ちゃんもこの時だけは暗かった。
さすがに笑顔を作れないぐらい深刻な問題だからかな…
城内会議室。
会議室では国王を初め様々な国の有力者達が集まっていた。
みんなとても真剣そうな顔をしていた。
花傘「みんなよく集まってくれた。」
サシャ国王、彼岸花 花傘。
種族は悪魔、能力は彼岸花を操る事。
佐藤「この時に集まらない馬鹿じゃないので。」
鬼花ちゃんの教育係、佐藤陽丸。
種族は半クリオネ、能力は霊力、妖力、魔力、神力、呪力の5つの力を操る無個性。
前世が暗殺者だからか、とても強く下手したら軍より役に立つとも言われる。
雛咲「俺は早くこの問題を片付けたい。」
軍事管理長、雛咲尋。
種族は人間、能力は血を操るというこの世界ではよくある能力。
悪魔の妻契約で今は不死らしい。
No「つまんね。」
この国の神様 No,name(No,nameは鬼花ちゃんがつけたあだ名)。
種族は差別の象徴神、能力は▅▅と不完全創造の力。(▅▅は何か今もわかっていない。)
見た目的に女性に見えるけど実は男性。
キキ「No,name…今そんな時じゃないよ。」
そして私、キキネ。
種族は霊集怪物、能力はない。
以上5名が集まって会議を始めた。
コメント
2件
今後の展開どうなるのやら……楽しみに待ってます