テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📩 相談
中学三年生・仮名:Kさん
みんなが普通にできることが、自分にはすごく難しいです。
忘れ物ばかり、話を聞いてもすぐ頭から抜けてしまう。
空気も読めないってよく言われて、仲間外れにされることもあります。
「もしかして発達障害なんじゃないか」って最近ずっと考えてます。
でも、それを誰かに言うのも怖い。どうすればいいですか?
遥
「……それ、自分もずっと思ってた」
「“なんで自分だけできないの?”って、毎日焦ってさ」
「怒られるときも、“怠けてる”じゃなくて、“できない”だけなのに……って」
「その“できなさ”を、誰もわかってくれなくて、しんどかった」
日下部
「“普通”の枠に、自分を無理やり合わせようとすると、
心が先に潰れる」
「できないことに目を向けられすぎると、
できてることも、自分で見えなくなるんだよな」
「……気づいてるって時点で、すごいと思うけどな」
蓮司
「“発達障害かもしれない”って不安になること自体、
ちゃんと自分を見つめてる証拠」
「診断とか言葉にするのは、怖いかもしれないけど、
もしそうなら、“対処の方法”が見つかるってことでもある」
「苦しさの理由が見えるのって、大事な一歩なんだよ」
遥
「周りに言えないなら、
まず、“自分の内側だけ”で認めてあげていいと思う」
「“しんどい理由がある”って思えるだけでも、ちょっと呼吸しやすくなるから」
日下部
「相談するの、怖いよな。
でも、信頼できる大人が一人でもいたら、
“ヒント”はもらえると思う」
「“わがまま”じゃなくて、“しんどさ”を話すってこと、
間違いじゃない」
蓮司
「“できない”ことがある自分を責めるより、
“どうすれば少し楽にできるか”を一緒に考えられる人に出会ってほしい」
「それだけで、世界ちょっと変わるから」
🗝 三人からのことば
遥:
「“みんなと同じ”ができない自分、ずっと嫌いだったけど、
今は“違うってことを知ってる自分”のほうが、大事だと思える」
日下部:
「“できない”ことを隠さなくていい場所、どっかにある。
そのために、まず自分を責めるのをやめるって、大事かも」
蓮司:
「“名前がつくかどうか”より、
“しんどいって思ってること”を軽くしようとすることが、大切なんだよ」