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***


「待たせたね。はじめようか」


腰にバスタオルを巻いて、浴室から出た高橋を見た青年は、コップに残ったサイダーをすべて飲み干してから、大きなため息をつく。その顔はかなり強張っていて、緊張に満ち溢れていた。

青年が怖気づく前に二の腕を掴んで、さっさとベッドに連れて行く。


「その顔、すごく緊張してるでしょ?」

「はあ、そうですね」


俯きながら、引きずられるように歩いてる横顔に、高橋は微笑みかけた。彼の緊張をほぐすために笑ったのではなく、これから告げる事実に、どんな反応を示すだろうと考えただけで、笑いが抑えられなかった。


「大丈夫だよ。そのうち薬が効いて、落ち着くから」

「薬っ!?」


素っ頓狂な声を出し、進ませていた足を止めた青年。切れ長の綺麗な瞳を大きく見開いて、高橋を見下してくる。そんな彼の顔を、意味深な笑みで見つめながら強引に腕を引っ張り、ベッドの上へと押し倒した。

ベッドのスプリングに弾んだ躰が逃げないように、すぐさま跨って両肩を押さえつける。青年は唇を戦慄かせ、跨った相手に縋るような視線を飛ばした。

そんな視線を華麗に無視し、高橋は口を開く。


「はるくんが落ち着けるように、安定剤をちょっとね。俺としてもスムーズに、いろんなコトを教えてあげたいし。それに――」


両肩を押さえていた手を使って、バスローブの合わせを引っ張った。目に飛び込んでくる青年の上半身に、瞳を細めて喜びを表す。


「綺麗な君の顔が、快感で歪んでいくのを見たかったんだ。はじめてだと恥ずかしさやいろんなものが相まって、ブレーキがかかる。俺はそれを外してあげただけだよ」


押し倒した衝撃で乱れた髪を梳きながら顔を寄せ、固まったままでいる青年に口づけした。柔らかくてしっとりした感触を味わってから角度を変え、ふたたび唇を重ねる。

薄目を開けて舌を差し込むと、躰を小さく震わせ、眉根を寄せて目を閉じた青年の諦めたような顔が映った。


されるがままでいる、彼の腰に巻きついているバスローブの紐を解き、手早く脱がせた。目の前にある均整のとれた上半身を眺めたら、シャープな青年の頬が、恥ずかしさで赤く染まる。


「本当に綺麗な躰をしているね。堪らないよ」


本当は首筋からゆっくり責めていこうと考えたものの、触ってくれと言わんばかりの綺麗な色をした乳首に引き寄せられ、舌先を使って執拗にぐりぐりした。


「石川さん、くすぐったいです」

「最初はそんな感じだろうけど、感度があがれば自然と感じられる。くすぐったいと言ってるけど、乳首が勃ってるよ」


高橋の言葉に驚いた顔した青年は、首をもたげて胸元を見た。


「乳首だけじゃないよ。ここだってほら……」


同じように確認させるために、目の前の顔を覗き込んでから、視線をゆっくりと下に這わせる。トランクスの中で、形をちょっとだけ変えた青年のモノを、ぎゅっと鷲掴みした。


「んんっ!」


びくっと躰を震わせ、焦る表情を浮かべたのを尻目に、布地の上からやわやわと触り続ける。次第に硬度を増していくのを、自分のてのひらで感じただけで、高橋のモノも同じようになっていった。


「あうっ、あっ、はあ、あ……っあ、あっ」


他人に触れられる、もどかしさを感じているのか、つらそうな顔をして腰を上下させる青年。薬がいい感じで効いているお蔭で、大胆になっているのかもしれないと考えつく。


「素直なはるくんは可愛いね。ご褒美に、もっと気持ちのいいコトをしてあげるよ」

「もっと……気持ちのいいコト?」

「ああ、だから腰を上げて」


高橋の言葉に素直に従って腰を上げ、長い足からトランクスを脱がして露なった下半身を手にした。


「下着の上からちょっと触っただけなのに、こんなに硬くして。エッチなんだな」

「それは……はじめて人に触れられたせいで、感じてしまっただけで」

「そんないいわけは通じないよ。躰は正直だからね。俺の言葉だけで、汁をこんなに溢れさせてるくせに」


舌なめずりして、先端を指先で弄ってあげる。


「っあ、だめ……や、やああ……」


ぬちゃぬちゃとイヤラシイ水音が部屋に響き渡ったせいで、青年が右手で自分の顔を覆い隠す。さっきまであげていた声とは違った、甲高くて甘いトーンを聞いていたくて、高橋は容赦なく青年のモノを弄り倒した。

歪んだ関係~夢で逢えたら~

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