週明けの昼休み、食事を終えてから、部内の同僚に遊園地のお土産を配り歩く。
いつも近場でダラダラと過ごしているので、お土産はいただく専門。
たまに機会があれば、少しでもお返ししたいという気持ちの表れなのだが。
「何ですか? このリア充の化身のようなものは」
何故か、後輩である奥村の勘に触ったらしい。
「……ちょっと週末に出かけたから、お土産なんだけど……」
「これ完全にデートですよね?村尾さんとイチャイチャしてきたって証ですよね?」
「わー!」
「村尾さん」と奥村が口走った瞬間に、大声を出した。
バレて困ることではないが、バレないで済むに越したことはない。まだ。
一人であたふたしていると、奥村が口を尖らせたまま渡した小袋をデスクに置いた。
「えーと……」
その表情をどう読み取ればいいかわからなくて困惑していると、|林田《はやし***********************
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