総一朗が、水戸のプロジェクトに参画して、早一週間が経つ。
彼はそれなりに重要な働きをしているようで、プロジェクトと通常業務とを忙しなく行き来している。
すれ違ってばかりで、もう三日は顔を見ていない。
頑張っている彼の力にはなりたいが、私も残業が続けば愚痴の一つや二つ出る。
「終わらなーい!」
キーボードから手を放して、両手を上げた。
崩れるように身体を折り曲げ、頬をデスクに張りつける。
「うう、お腹空いた……お酒飲みたい……」
件の彼はといえば、今日は得意先と懇親会だそうだ。
「くそう、私も飲みたい……」
呟いた時、腹の虫が盛大に鳴った。
ああ、店長のお店に行きたい。
キンキンに冷えたビールが飲みたい。
身がほろっと崩れる煮魚が食べたい。
それから、
総一朗の顔が見たい。
「……っ」
弱っ**********************
**************************
************
*****
**********
******
*****
************************
コメント
1件