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9 - 第9話 『恋人』

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2025年09月25日

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君の体温も。


その仕草も。


その声も。



全部嫌いだ。





「オマエキライ」


「はいはい、俺もキライ〜」


「ムキイイィィィィ!!!」


「猿かっての。飼育員さん、脱走してますよ〜?」


「俺は飼育員じゃない…」


「え?飼育員じゃなくても飼い慣らせって、この猿くらい…」



嫌いだ。


この舐めきった態度。





「実は病気持ちでな。本人からの希望で隠していたんだが、重症化して入院することになった 」




「おお、早速お見舞い来てくれたん?」


「お見舞いじゃない」


「……ははっ、じゃあなんだよ」


「遊びに来てやった。暇してそうだったから」


「お前、ほんと何もかもが素直じゃねーな。土産は?」


「本当に図々しいなオマエ」






「…おい来たぞ」


「……ん、ああ。なーんだぁ、お前か。」


「調子は?」


「まあまあって感じ…。」


「………顔色悪いぞ。呼ぶか?」


「いいよ、大丈夫。ありがと」


「…そっか、 」






「…はよ。元気してた?」




「これ、新刊。俺もハマったんだよな。一気読みしたわ 」




「静かにしてたら顔、キレーだよな、オマエ」






「もうちょっとで17だったのかぁ、アイツ。 」







「かーちゃんに紹介できなかったな。自慢の『  』だって。」







「俺さ、月1くらいで会いに行くから。それなら寂しくないよな」







「嫌いだよ、ずっと」








二度と戻らない体温も。


二度と見れないその仕草も。


二度と聞けない声も。





全部、大嫌いだ。




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