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どうして彼と会うことを
みんなは止めさせようとするんだろう
私は嫌だった
だって彼が好きだから
彼のダメなところも嫌なところも
痛いところも、いいところも
大好きで、大好きで堪らないから
彼と会っているだけなのに
彼と会うのは、私の娯楽だというのに
だって彼も私を愛している
この腕の紫色のも、沢山あるし
みんなは嫌いみたいに嫌がるけど
私にとってはいい証だった
少し痛かったけど頬にある
赤色のも、指じゃ収まらないほど
数があるし、私は愛されている
でも、証をつけてくれている度に
胸が疼くのはどうしてだろう
どうして、私は締め付けられてるような
息苦しさを感じてしまうの?
私は、私は証を見る度に、
優越感に浸ることにできるのに
愛されている
愛されているのに辛い
どうして?この思いは、何?
分からない
分からないから、
彼と出会うのが怖い
言えば彼は何をするか分からない
彼を愛せば証をくれるけど、
それでも、彼の腕が怖いのは何故?
目の前に腕がくる時
その時恐怖を覚えてしまって、
私はその瞬間目を瞑ってしまった
それが彼と離れる引き金になった
その瞬間、彼は自身の手を止めて
私の胸ぐらを掴んで顔を寄せてきた
怖かった
それから何度も怒鳴られて、
服を離して壁に打ち付けられた
足が震えて立てなかった
みんなが言っていたのは、
きっとこれなんだと思った
紫色の痣は押せば傷んで、
頬の傷はいつまでも治らない
赤黒い生ぬるいものが
私の下には沼のようにできていた
恐怖心がとめどなく溢れて
どうしてこの恐怖心は
今になって溢れてきたのだろう
ああもう、分からないことばかりだ。
怖いけど離れられないのが現状
私はずっと彼と怯えながら過ごした
前よりも腕が上がる回数が多くて
怖がる回数が無数にあった
怖かった
あんなに愛しかった彼は
今では悪魔に見えてしまって
私は消えたいと願った
思いを消してしまえば、また、
彼を愛することが出来るでしょう
彼を愛したい
まだ、彼といるのなら
彼を愛してたい
しらないまま、しらぬまま、
勘違いしたまま生きたかった
知ったまま、知ってしまったまま、
現実を見てしまったまま、逝きたかった
どうして無造作に生きているのだろう
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愛してくれるなら、私はなんでもよかったの
彼は可愛くてかっこよくて面白いから
私は瞬く間に好きになって…
それで良かったのに
彼の愛し方は間違っていた
彼はこれを、愛だと思っていたのね
私は救えばよかった
私は彼すらも救えなかった
神様、地獄に突き落とすのなら
彼ではなく私にしてください
彼はそれは愛だと言いました
愛なのです、それは愛なのです
愛だから、私は居れるだけで
生きているだけで嬉しかったから
彼の背中にあった火傷を
彼の腕にあった切り傷を
彼の心にあった深い傷を
どうか治してくれませんか?