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第17話 探れ!銀二の秘密
彰人と別れた冬花と銀二は、冬花が住むマンションの部屋の前までやってきていた。
(今日はあったかいところで眠れるかな……)
銀二が鍵で開錠し、扉を開けて中に入る。
冬花も中に入るため、後をついていこうとすると――
「おーっと、何入ろうとしてんだよ」
三和土(たたき)まで入った銀二が、ちょいと足で冬花が玄関の中に入るのを制した。
「えっ!?」
「んじゃまたなー」
「だって銀二さっき、帰ろうって!」
「帰ろうとは言ったが、部屋に入れるとは一言も言ってねぇんだよなぁ」
「! ぎ、銀二ぃ!」
「じゃーなー」
パタン、と扉が無情にも閉じられた。
猫の身体とはいえ、過ごしやすい自分の部屋で寝られると思った期待が見事に裏切られた。
「っ……無駄遣いしたら承知しないからね!」
だがすぐに切り替えると、冬花は階段を駆け下りていく。
(銀二のバカ****************
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