「うっ……ま!」
口に含んだ瞬間に痺れるような旨味が走った。
数種類の野菜を混ぜてペーストにし、トマトソースならぬベジタブルソースでいただくオムライスの何と斬新で美味しいこと。
私は満悦の吐息を零しながら、二口目を食べた。
「さすがに行列を作るだけあるな」
「スープもサラダも、食べるもの全部美味しいって何事」
「よかったな」
「うん、ありがとう。総一朗」
「どういたしまして」
週明けには奥村達に自慢しようと密かに心に決めて、私はスプーンを動かす。
「ところで、今日はどんな予定ですか?」
「何で敬語だ」
だって、と言い訳したい気分になりながら、彼の言葉を待っていると、彼はふむ、と喉を鳴らしながら私に向いた。
突然かち合った瞳に、ドキリ、とする。
「な、何……」
「遊園地。――にでも行こうかと思ってたけど、映画***********************
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