テラーノベル
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これは、
世界に一人の、
俺が語った、
最愛の人の物語。
茈「おに~ちゃんっ、!」
翠「ん、なぁに?」
茈「なんでもなぁい!」
ねぇ、
おに〜ちゃん。
俺、
まだ一緒に
生きたかったな。
いっぱい遊んで、
大きくなったら
教えてくれるって言ってた、
おとぉさんと、
おかぁさんの話も
したかった。
茈「…悲しい顔しないで、」
茈「おに〜ちゃん…」
ぼくは、
笑ってるおに〜ちゃんが
すきなんだよ。
だから笑って。
また一緒に
いられるようになれば、
その時はぼくに、
たくさん、
たぁっくさん、
茈「楽しいお話、聞かせてね。」
これは、
最愛の人を殺した少年と、
最愛の人を信じた少年の、
歴史にも
刻まれない、
小さな哀の物語。
そして、
夢を手放した兄と、
夢を見続けた弟の、
誰一人として
壊せない、
大きな愛の物語。
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最後まで閲覧頂き、
誠にありがとうございます。
『鉛色の君物語』
これにて終幕となります。
ありがとうございました。
コメント
1件
寺島あおいです🌷 「茈くんが『悲しい顔しないで』って言うところ、胸がぎゅっとなりました。最後まで笑顔でいてほしいと願う弟の優しさが、逆に兄の喪失を深く感じさせて切なかったです…。『歴史にも刻まれない、小さな哀』という言葉が、この物語のすべてを静かに象徴しているようで、読み終えたあと長く余韻が残りました。完結、お疲れさまでした。素敵な作品をありがとうございます🤍」
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