気が遠のいてしまうほどの、長くて深い口付け。
舌同士が抱き合うように絡み合い、唾液を纏わせていくと、水音が更に大きく響く。
唇を離した後、豪は、昂る気持ちを落ち着かせるように、淡々とキャミソールをブラのストラップごと腰まで引き下ろした。
フルンと揺れた奈美の乳房は僅かに泡立ち、以前よりも少し小さくなった気がしたが、形の良い美乳なのは変わらない。
胸をゆっくり揉みしだきながら指先で乳首を撫で、ツンと硬くなったもうひとつの果実を口に含み、ネットリと舐め転がしてチュっと吸い付く。
「んんっ………はあぁっ……ううっ」
時間を掛けて奈美の双丘を手と唇、舌で丁寧に愛撫していき、時折、身じろぎをしながら微かに身体を震わせた。
「奈美……感じるのか?」
豪が吐息混じりに聞くと、彼女は甘い息遣いをしつつ、コクリと頷く。
「もっともっと…………奈美を愛してやる」
奈美の耳朶に囁きながら、膨らみを弄んでいた手を脇腹から括れへと伝わせ、鼠蹊部を指先でなぞった。
奈美の両膝をグッと押さえて開脚させると、恥ずかしいのか脚を閉じようとした。
「どうした?」
「……すごく恥ずかしい……です……」
小さな手を口元に当てがい、黒い瞳を揺らしながら彼女が小さく呟く。
「ここには俺しかいない。恥ずかしがらなくても大丈夫だから」
奈美が、つたない様子で頷くと、脚の力を抜いた。
ショーツに覆われた秘めたる場所に、彼は顔を近付けながら埋め込み、そこから漂う匂いを感じ取る。
「奈美のココから、やらしいメスの匂いがする……」
豪が、揶揄い混じりに言いながら唇を歪ませると、耐えられない、と言うように奈美は両手で顔を覆った。
「もうっ……本当に恥ずかしいからっ……!」
「すげぇいい匂い。この匂いも、俺だけしか知らないんだよな……」
クロッチの部分に隠された恥裂を、舌先で幾度も這わせていくと、豪が付けた痕跡が徐々に浮かび上がる。
「んっ……はあぁっ……ああっ」
奈美が艶声を上げた。
だが、彼女の手が顔を隠しているせいで、感じている声がくぐもっている。
彼は、秘めたる場所から顔を離し、奈美の顔に近付けた。
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