📩 相談
高校二年生・仮名:Nさん
悩みがあっても、誰にも相談できません。
友達はいるけど、本音を話すのは怖い。
家族には余計な心配をかけたくないし、先生に言っても分かってもらえない気がします。
結局一人で抱え込んで、夜になるとすごく苦しくなります。
「誰かに話したいけど、話せない」って状態が一番しんどいです。
遥
「……分かる。俺も、誰かに悩みとか相談したこと、実は一度もない」
「“話したら嫌われるかも”“変に思われるかも”って考えたら、もう言えなくなるんだよな」
「だから、Nさんが“話せないのが一番しんどい”って言うの、めちゃくちゃリアルだと思う」
蓮司
「そうだな。人って、“分かってもらえない”って思った瞬間に、口を閉ざす。
でも、その結果“誰にも言えない”って孤独が積み重なってしまうんだよね」
「解決策としては、“全部を話さなくてもいい相手”を持つこと。
たとえば『今日ちょっと疲れた』ぐらいから話してみる。
本音を100%分かち合わなくても、7%でも吐き出せたら楽になることがある」
日下部
「分かってくれる奴、意外といるかもしれねぇ。
でも無理なら、こうやって書くことだって立派だよ。
言葉にした時点で、もう一人じゃねぇからな」
遥
「もし本当にリアルでは誰にも言えないなら、ネットの匿名相談とかでもいいし、
日記に書くだけでもちょっとは違うよな」
「“一人で抱え込む”っていう状況を、ちょっとでも崩せたらいいんだと思う」
蓮司
「相談する=重たい話を全部吐き出す、じゃない。
“苦しい”ってひと言つぶやくだけでも、心の扉は開き始めてるよ」
日下部
「……Nさん、今この相談室に送ってくれただろ?
それだけで、もう一歩外に出られてるんだよ。
誰にも言えない中でここに書いてくれた、その勇気は本物だ」
🗝 三人からのことば
遥:
「“誰にも言えない”のが一番つらいって気持ち、俺も痛いほど分かる。
その苦しさを、こうやって言葉にしてくれただけで、ほんの少し軽くなってるはずだよ」
蓮司:
「本音を100%打ち明けなくてもいい。
7%でも言える場所を持てれば、人は孤独を抜け出せる。
“全部言えない自分”を責める必要はない」
日下部:
「話せる人は意外と近くにいる。
でも無理なら、こうやって相談室に書くことだって立派な一歩だ。
一人じゃないってこと、忘れんなよ」