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高校三年生・仮名:Aさん
私は、友達の前では明るく振る舞って、家では“いい子”を演じて……。
でも本当の自分がどんな人なのか、だんだん分からなくなってきました。
「誰かに嫌われないように」って顔ばかり作って、
“本物の自分”なんてないんじゃないかって不安です。
遥
「……ああ、それ、めちゃくちゃ分かる」
「俺もずっと“こういうキャラでいなきゃ”って作ってきたけど、
気づいたら、どれが“本当の俺”か分からなくなった」
蓮司
「“本物の自分”なんて、そんなに一枚岩じゃないんだよ」
「友達といる自分、家にいる自分、一人でいる自分……
ぜんぶ“ウソじゃない”って俺は思う」
日下部
「……俺もさ、“誰かに嫌われたら終わり”って思って
ガチガチにキャラ作ってた時期ある」
「でもな、結局“演じてる”って自分で思ってるうちは、
それだって立派な“自分”なんだよ」
遥
「そうそう。“作った自分”を演じられるってことは、
それだって力だし、才能だと思う」
「ただ、疲れるときは、ちょっとだけ“素”を出せる場所があると楽になる」
蓮司
「“本物”をひとつに決めなくていい。
Aさんが“どれも自分だ”って認めたら、ちゃんと存在してるから」
日下部
「……大事なのは、“全部嘘だ”って思って潰れる前に、
“こういう自分もアリだな”って一つずつ許すことだと思う」
🗝 三人からのことば
遥:
「“どれが本当?”って悩むのは、それだけ頑張ってきた証拠だと思う。
その努力、ちゃんと意味あるし、大事にしていいよ」
蓮司:
「人って、状況によって色んな顔を持つ。
それを全部まとめて“あなた自身”。安心していい」
日下部:
「“嘘の自分”なんて存在しない。
どんな顔してても、それは確かにお前自身だ」