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「それではギルベルト王子殿下。楽しめましたか?」
「ああ、素晴らしい剣が手に入った。クレインの東側にも悪くない店があるんだな。」
ギルベルト王子は嬉しそうだ。堕落した腐敗した王子であり、膨大した自尊心と劣等感を抱えている第2王子にとっては何かを得ることができて、報われたように感じられたのだろう。
「そう言ってもらえて良かったです、ギルベルト王子殿下。また会えることを願っています。俺は俺用の剣を作ってもらうためにここに残りますので。」
俺はそう言って王家の馬車が去るのを礼儀正しく見送る。そしてアダムの方を見遣る。
「さてと本題に入ろうか、アダム。」
俺はそう言って後ろを振りまく。そして俺はフーディーを深くかぶり直す。