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今の司さんでは、ゆっくり入れてくれたりとか、じわじわ慣らしてからとかは期待出来そうに無い。私が他人に身体を売って来た後だと、完全に思い込んでいるからだ。
目をぎゅっと瞑り、痛さを覚悟した。だが、司さんの指は私の中にあっさりと入っていった。蜜がもうとっくに溢れていたみたいで、それが絡んだ指は抵抗なく動けているようだ。
(——ん?な、何故?…… でも、そんな事より…… や、やばあぁ…… 気持ちいいっ)
乱暴にグチャグチャと動かされるも、気持ちくて堪らない。もっと、と求めるように腰が勝手に動いてしまう。そんな私を見て、司さんの表情が苦痛に歪んだ。
でも、ごめんなさい…… 我慢できないの。
勝手に動いちゃって…… 。
「…… 淫乱だな。乱暴にされるのがそんなにいいのか?とんだ変態だ、どんな男とも寝るだけあるよ」
(ちょっ!ち、違う…… 私が好きなのは司さんだけだ。誰とも寝てなんかいない!)
ずっと貴方とだけ結ばれるのを夢見ていたのに。プルプルと必死に首を横に振って否定するが、見てもいないようだった。
スラックスのチャックが下りる様な音がして、司さんが私の脚の間に入ってくる。
「欲しかったんだろう?コレが…… ずっと俺の体を、喰いたそうに見ていたもんな、お前は」
まったくのその通りで否定出来ず、恥ずかしさからビクッと震えた。
秘部にヌチャッと音をたてて、司さんの突起があたったような感触がある。肉芽を緩く擦られると、そのせいで全身に快楽が走った。ちょっと触れているだけなのに、すごく熱い…… 。そのせいか鼓動がどんどん早くなる。
(やっと私たちは本当に『夫婦だ』と言える関係になるんだ…… )
心も体も歓喜で満ちる。これからくるであろう破瓜の痛みなんか、些末事のように思えた。
「たっぷり咥え込むといい…… 何度だって抱いてやるよ。もう他の男の所になんか、絶対に行かせないからな」
冷たい言葉をぶつけるくせに、司さんは気遣う様に、ゆっくりとゆっくりと挿入ってきてくれた。充分に溢れ出ている蜜が彼に絡み、すんなり侵入を許してしまう。
ああ、初めてだっていうのにすごく気持ちがいい。破瓜の痛みなんて、不自然なくらい全く無かった。
「よくこの体で受け入れられるよ…… 」
少し呆れた感じの声と言葉が心に刺さる。
無言になり、彼が腰を動かし始めた。激しい動きでは無い。慣らすような、私に形を教え込ませようとしているような優しい挿入だ。
「ふっ…… くっ…… 」
甘い声が我慢出来ない。だけど口が塞がれたままがからすごく苦しい。
私の腰を掴んで自分の方へ引っ張りながら、司さんが上半身を起こし、彼が膝をついて座った。腰が浮き、動き難い上に、司さんと屹立がすっぽりと私の中に入っているのが、少し顔を上げるだけで見えてしまう。
こんなのもう無理だと言いたくなるくらい恥ずかしくてしょうがない。羞恥のせいで頬がこれでもかと熱くなる。恥ずかしくて見たくないはずなのに、視線を結合部から反らせない。夫婦であるが故に望んで、渇望していた行為なのだから当然だ。
その状態で腰を動かし始められ、奥を突かれる。
「んっ…… んっ…… んん…… 」
その度に意味を持たない声が出て、胸が揺れる。グチュグチュと水音がたち、擦られ続ける膣の中が気持ちくてしょうがない。
彼が胸を揉み、私の太股を撫でる。揉む力が強くて正直痛い。でも秘部で暴れるように動き続けられ、もう痛みすら全て快感へと変換されてしまう。
体を軽々と持ち上げられ、私は司さんの上に跨る様な状態にさせられた。逞しい両腕でギュッと抱き締められ嬉しかったのも、束の間。自由に動けない私の体を、激しく上下に動かし、彼は最奥へと屹立をズンズンと突き上げてきた。激しい動きに大量の汗が落ち、二人を濡らす。彼の呼吸が乱れてるのが最高の音楽の様に耳奥に響いた。
(ああああ!もっと!そこ、 気持ち——)
膣壁がキューと閉まったのか、司さん自身の大きさが増したのか。存在感の増したそれが私にくれる刺激が強過ぎて、だんだん頭が真っ白になるような感覚に襲われる。
(きもちいい…… ぁぁんっ!)
「イキたいなら勝手にイけよ…… こっちはこっちで勝手にやるから」
突き放したような冷たい言葉が耳に届く。
(でももうダメ…… もっとこのまま続けて、もう——あぁぁぁぁ!)
体に力が入らない。動かす時の深さがもっとすごくなり、突き上げられるたびに体中に電気が走るみたいな感じがする。
(そんなに動かないで。でも——もっとグチャグチャってして欲しい!)
声が出せない状況でよかったかもしれない。とんでもない事を口走りそうなくらい、頭の中が快楽に支配される。
腰を回すように動かしたり、抜ける寸前まで私を持ち上げ、一気に降ろしたり。乱暴にされるなんて誰だってイヤなはずなのに、私の体は全てに快楽を感じ、もうそれは限界にきてしまったようだ。
ビクビクッと痙攣し、意識がフっと一瞬飛んでしまったのだ。
それでも、彼は自分には関係無いとばかりに動きを止めない。
「イッたか…… 」
呟き、私をまた床に置いた。
「これで加減しなくていいな」
そう言い放ち、自分の快楽を求めるようにガンガンと動き出す。すぐに私の意識は引き戻され、言いようのない激しさに息も絶え絶えになっていく。
イッたばかりなせいもあり、全く動けないでいる私に、今まだギリギリ意識があると司さんは気が付いていない様だ。目を閉じて、ただひたすらに蜜蕩ける泥濘で快楽を堪能している。気持ちよさそうな顔だ。息も上がっていて、余裕のない表情をしている。
(——もっと私で感じで?)
そんな事を思った瞬間、またキュッと膣壁に力が入り彼をナカから強く抱き締める。
「くっ」
司さん短い声をこぼしたが、達したわけではないようで、まだ泥濘をいたぶり続ける。ああ、ダメだ。私の方がまたイってしまいそうだ——
「んんっ!」
目をギュッと瞑り、再び果てる瞬間に、声が出てしまった。
ビクッと驚いたような反応をし、司さんが私を凝視した。ギュギュギュッと閉まる膣が流石にかなり気持ちよかったのか、ビクッビクッと司さん自身も痙攣し、子宮の中に熱いモノをドクドクッと注がれてしまった感覚が下腹部に走る。
二度、三度と最奥に怒張と化していたモノの切先で叩きつける。その度にナカで彼の熱を感じ、私の心がじわりと心地よく満たされていく。全てを一番奥に出し尽くし、ゆっくりと司さんが自身の屹立を引き抜いた。
蜜と白濁した物で汚れたであろう屹立をそのままスラックスにしまい、司さんが自分の乱れた服を簡単に整える。彼とは違ってぐだぐだなままの私を抱えてくれたと思ったら今度は立ち上がり、室内へと歩き始めた。