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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
578
圭から身体中に唇を落とされ、美花の吐息は、不規則に溢れ続けていた。
身体が変な感覚は、彼によると『美花が感じている証拠』らしい。
快感のうねりに襲われた彼女は、堪らず枕の端を掴む。
男の色香を解き放つ圭の瞳に見下ろされ、指先で弄られながら、美花の背中は緩やかな弧を描いていた。
身体の奥に、ピリピリとした痺れのような感覚が、美花の全身を駆け巡ると、長い指先も、応えるように律動を速めていく。
「けっ……圭ちゃんっ…………かっ……身体が…………おかしくなっちゃうっ!」
「美花……俺を見て……」
恍惚とした表情を覗かせ、色を含ませた美花の声が唇から零れ落ちると、彼は、彼女に眼差しを貫いたまま、艶玉を撫で擦った。
「っ…………んうっ──」
滑らかな背中を硬くさせながら、ビクビクと震えた後、美花の肢体が脱力し、ベッドに沈み込んだ。
圭に、はしたない姿を見せてしまい、美花の顔は火照り、枕に顔を埋める。
「もう…………恥ずかし過ぎて……圭ちゃんの顔…………見られない……」
「恥ずかしがらなくていい。身体がおかしくなるって感じたのは…………美花の身体が……すごく気持ち良くなったって事だ」
途切れとぎれに言葉を置いていく美花は、圭に抱き寄せられ、唇を重ねられる。
彼が立ち上がり、スラックスを拾い上げると、ポケットから正方形の小さなパッケージを取り出した。
背を向けている圭の姿を、美花は惚けた表情で眺める。
彼が、避妊具を装着したのだろう。
準備を施した圭が、ベッドサイドに近付き、美花の隣に身体を滑り込ませた。
「圭ちゃん……それ…………いらないよ」
掠れた声音で、美花は彼に視線を配ると、かぶりを振る圭。
「確かに、美花を抱く時、避妊具は必要ないだろう。だが、これは俺の『美花を大切に愛するためのケジメ』だ」
──大切に愛するためのケジメ。
彼の言葉に、美花は、安堵と嬉しさに包まれ、圭の引き締まった頬に触れる。
「美花。君を抱く。いいな?」
「…………うん……」
美花は、ぎこちなく頷くと、圭が静かに覆い被さってきた。
コメント
1件
おおっ、第221話お疲れ様です!今回のエピソード、めちゃくちゃ甘くて官能的でしたね。圭の「美花を大切に愛するためのケジメ」って台詞がすごく刺さりました。ただの肉欲じゃなくて、ちゃんと想いがあっての行為ってのが伝わってきて、美花が安心して身を委ねられるのが納得できる。二人の関係性が深まった感じがして、すごく良かったです!次の展開も楽しみにしてます!