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私の名前はひなた。昔、小学校の近くにあったプールで変な母子にからまれ、無理やり裸の写真を撮られたことがある。すごく嫌だった……はずなのに、11年くらい生きた中で一番興奮した。
それ以来、またお外で裸になりたいって思うようになっちゃった。前に裸でベランダに出たら、隣に住むおじさんに見られちゃった。でも、おじさん、何にも言ってこないなぁ。気のせいだったかな?
うーん。さすがにまたベランダに裸で出るのはまずいよね。どうしよっか……。そうだ! レースのカーテンだけ閉めて、部屋の中で裸になるのはどうだろう? それならきっと大丈夫だよね。うん。やってみようっと。あードキドキしてきたっ。
まず服を脱いで下着姿になり、次にパンツも脱ぐ。そして全裸になった後、レースのカーテンを閉めに行く。今だけはボーナスタイム、たまたま通りがかった人がいたら、裸を見られちゃう……けど、残念。誰も通らなかった。
外はまだ明るいけど、気にしない。ときどき外を人が通りがかるのが、カーテン越しにうっすら見える。見られるかもしれないという緊張感と羞恥心が快感に変わる。
「ああっ……」
思わず声が出てしまう。あえて手を動かしたり、気づかれるようなことをしてみる。気づかれても、レースのカーテン越しだから、まさか私が裸だと思わないだろう。誰か気づいてくれないかな……。
そんなことを考えながら、しばらく続けているうちにだんだん興奮してくる。そのうち、下校中の小学生の男の子たちが通りかかった。みんな、私の方を見てる気がする。やばい、バレるかも。そう思うほど、さらに気持ちよくなっていく。すると突然、一人の子が言った。
「見てみて! あそこに誰かいるよ!」
その子の声を聞いて、他の二人もうなずいているのが見える。男の子たちは、私を指差しながら笑っているようだ。恥ずかしい……でも同時に、すごく嬉しいと思った。こんなところで、しかも見られているなんて。その後も何人かの子が通ったけれど、みんな立ち止まってくれることはなかった。それでも、いつ誰が通るかわからないという状況は、裸の私をより一層敏感にする。
しばらくして、今度は中学生くらいの女の子三人組が来た。彼女たちは、少し離れたところから私たちのことを見ている。私は彼女達に向かって手を振った。もちろん、レースのカーテン越しだけどね。向こうからは見えないと思うけど、これは気分の問題だ。
一人がこっちに来た。やっぱり気になるんだろうなぁ。それから三人は、それぞれスマホを取り出して、私の方を写真に撮りはじめた。その動きを見た瞬間、私は興奮を抑えきれなくなった。シャッター音に合わせて体を動かし、ポーズをとってみたりした。
「なんか踊っているよ。かわいいね」
という声が聞こえた。しばらくした後、女の子達は帰っていった。結局、最後まで気づかれることはなかった。その後、また別の女の子達がやってきた。今度は四人で、全員高校生くらいに見える。さっきの子たちよりずっと大人っぽい雰囲気だ。さすがに、これ以上やったら通報されちゃうかな。
でも、私は自分が抑えられない。もしこの子達に見られたとしたらどうなるんだろう? 私は、さっきと同じようにカーテンの前で踊り始めた。
「キャハハッ! あの人、何やってるの?」
「知らない。何かの儀式じゃない?」
「変な人~」
彼女たちは笑いながら去っていった。ふぅ……興奮した。そろそろ暗くなってきたから、人が通らなくなった。私は部屋の電気をつけて、裸のままもう少しだけ誰かが通るのを待っていた。それから30分ぐらい経った頃だろうか。また一組の親子らしき二人が歩いてきた。二人はこっちの方を見ていないみたいだ。今日はこれで最後にしよっと。気づいてくれるかな。
私は運動しているふりをして、飛んだり跳ねたりした。するとその時、子供が親にこう話しかけていた。
「ママ―。あそこのカーテンの前に裸の人いるー!」
私はドキッとして動きを止めてしまった。子供は続けて言う。
「なんで裸なんだろー? 変態さんかなー?」
私は心臓の鼓動が早くなり、冷や汗が出てきた。
「こらっ、見ちゃいけません。早く帰るわよ!」
母親が子供を叱った後、急いでその場を離れていった。私は全身の力が抜けてしまい、その場にへたれこんでしまった。裸でいるところを、とうとう近所の人に見られちゃった……。私は服を着た後、ベランダに出て部屋を確認した。それでわかった、明かりがついていると、このカーテンじゃ丸見えなんだ! やばい、それとは知らず、私は踊っていたんだ……。
でも、そのことに気づいたとき、私は最高に興奮した。今回はお母さんもいたから、かなりやばかったけど、相手を選びさえすれば、これ、使えるかも……。うーん、でも、何回もやってると、きっと誰かが文句を言ってくるよね。当分は封印しとこう。しばらくは、別の方法を探さなきゃ、だね。(続く)