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うろたえる未央をそっと引き寄せてキスをする。「んん……っ……」
舌が絡みあって溶けちゃいそう。とろけるようなキスに、未央の足の間が熱を帯びたのがわかったのか。亮介が足の間を服の上からすーっと撫でたので、思わず声が出る。
「ひゃっ……、あぅ……」
「気持ちよさそうじゃん。もうこんなになってる。お風呂でもっとしてあげるね」
いじわるそうに下着をずらして指を当てる。くちゅっといやらしい音が、脱衣所に響く。
「いや、ここお風呂だから……」
「いいじゃん、ここ最近一緒に入ってないし」
一緒に入ったら大変なことになるでしょ? 声、ガマンするのすごく大変なんだからね! 未央はなんとか踏みとどまってもらおうと思ったが、亮介はお構いなしに服を脱がせた。
お互いまとっているものが何も無くなると、亮介にお風呂に連れこまれた。
お風呂は全面ガラス張り。さすがに外からは見えないらしいけど、夜景がドンと見えて本当にきれい。きょうはそれを楽しむ余裕はなさそう……。
立ったままで、さっきの続きみたいな激しめのキスをされたり、ついばむような優しいキスに変わったり。緩急をつけられ足の間がじわっとしてくる。
「んんっ……んっ……」
「未央、もうここ欲しい?」
とろけだした足の間をするりとなでられて、ひゃっと小さく跳ねる。
「あうっ……、んんっ」
「先に洗う? そこ座って」イスに腰かけると、未央の後ろから亮介の手が胸へと伸びた。ボディソープのぬるぬるがいやらしい雰囲気をかき立てていく。
「あっ……あんっ……亮介……ちゃんと洗って……」
胸全体をなでるように指が這う。先端もきゅんとつままれて未央は体をよじった。
「洗ってるよ? ほら」
「ああっ……やぁっ……」
「よく、洗わないとね」
「あんっ……いじわるっ……」
亮介は手をするすると下ろして、未央の敏感なところを優しく洗う。ときどき、くりくりっとつままれるので未央は体を前のめりにして亮介の手首をつかみいやいやと首を振った。
「ここ、気持ちいい?」
「もう、やだぁ……あああっ!」
亮介はパッと手を離したかと思うと、ジャッとシャワーをかけてきた。胸や足の間にシャワーをあてられたからたまらない。
「待って、それだめっ……!! イッ……あああっ!!」
ガクンと前に倒れそうになるのを、亮介にグッと支えられた。
「未央もう上がろ? はじめるよ?」
はじめるって……?? そう思っていると、亮介は未央を立たせて浴室を出た。
「先にベッドいってて」
タオルを渡されながらそう耳元でささやかれる。その先を想像して、タオルで体を拭く手が小さく震えた。
「ひゃあっ!! あっ……ああっ。亮介っ、もう何回も……」
お風呂のひとときからどのくらい時間が経っただろう。静かな寝室に、未央の喘ぐ声と、亮介が腰をぶつける音だけが響く。
「未央……っ、好きだよ」
「ああっ、わたしもっ……あんっ」
じゅるっと音がするくらい胸の先を吸われる。もう何度も達しているのに、体はまだ亮介を求めていた。
「ああっ……あんっ……んんっ」
刺激の強さに、亮介の首にしがみつく。
「未央、きょう何回しても、したりないかも」
「うんっ……わたしも、いっぱいしたい……」
亮介の腰の動きが早くなる。ぴしゃという音に、体のぶつかる音が重なる。
「あああっ!! だめぇっ……また……」
「いいよ、イッて」
未央はガクガクっと体を震わせて達した。まだ震えが止まらないのに、亮介は
動きを止めない。
「あっ……りょ……すけ、待って……」
「未央がそんな気持ちよさそうな顔するからでしょ?」
「だめっ……あああっ、いやっ……おかしくなっちゃう……」
「もう、僕とっくにおかしくなってるよ。まだまだ寝かせないからね」
「あんっ、あんっ……また……らめっ!!」
短い間隔でなんども訪れる快感に、意識が遠のく。いままで何度も亮介としたけど、きょうがいちばん気持ちよかった。