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高校二年生・仮名:Sさん
周りの空気を読もうとしすぎて、いつも疲れてしまいます。
「嫌われたくない」「場を壊したくない」って考えて、
気づけば自分の意見を飲みこんでばかり。
本当の自分がどんどん薄くなっていく気がして怖いです。
遥
「……オレも“空気読む側”だった。
場がシーンとなるのが怖くて、つい合わせちゃう。
でもさ、誰もオレに“絶対読め”なんて言ってなかったんだよな」
蓮司
「空気を読むって、本当は“気づく力”だから悪いことじゃない。
ただ、それが“自分を消すこと”とセットになると苦しくなる。
Sさんはちゃんとまわりを見てる証拠だよ」
日下部
「……空気を読むのは優しさでもある。
でも“自分が消えていく”感じがあるなら、
それは優しさを守るために“自分”も守らないといけないサインだと思う」
遥
「少しずつでいいから、“自分の小さい声”を一つ入れてみるのはどう?
全部じゃなくて、たとえば“今日はこうしたい”とか一言だけ」
蓮司
「そうそう。空気は“共有するもの”だから、
Sさんだけが背負わなくていい。
誰かが少しずつ声を出すことで、空気って自然に変わる」
日下部
「……無理に大声で主張しなくていい。
自分のペースで出した小さな一言が、
ちゃんと周りに伝わる力になるから」
🗝 三人からのことば
遥
「空気を読もうとするのは優しさ。
その優しさの中に、自分の声も混ぜていい」
蓮司
「“自分を消さないで読む空気”は、きっとある。
そのために、まずは自分の感覚を信じてほしい」
日下部
「空気を変えるのは、誰か一人の責任じゃない。
Sさんが小さく話すだけで、世界はちゃんと動き出す」
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