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「うっわ……懐かしい……」
総一朗の語る思い出話に、郷愁めいた懐かしさが込み上げる。
それと同時に、どこか座りが悪くてむず痒い。
そんな私の様子に気づいているのかいないのか、彼が小さく笑った。
「あの頃は言葉を交わすのもまだ何度目かで……距離を測りかねてたところだな」
「そうだった?」
最初から距離は近かったような気がしてたけど。
「そうだよ。俺はお前と違って社交的でもないしな」
彼がそう言いながら、泡盛のグラスを傾けた。
私も彼も、もう随分、杯が進んでいる。
このままだと二日酔いになりそうな気がしないでもない。
でも、遮るには惜しい。
そう思えるくらいに、彼の目線から語られる思い出話には、心地よい温度があった。
「今の二人からは想像もできないくらい初々しい出会いだけど……それにしても、瑞希ちゃん……本当に男運ないん**************************
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